中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

雨の月曜日

 月曜日、上海は雨、気温は27度でも湿度が異常に高く蒸し暑い一日だった。
 ウチの息子は期末試験が終わったので小学校は休みらしいのだが、いつも通り朝7時には起きるワケだ。とは言え朝から不健康にiPadで遊んでいるので、見かねた妻が「せっかくの休みなんだからパパと一緒に遊びに行こう!」とイキナリ言い出した。「え?この雨の中どこ行くの?」「えっとヲレはフツーに仕事なんだけど?」という心の声を(聞こえない様に)口のなかでモゴモゴと呟いていたら、妻がさっさと携帯で近所のカラオケボックスの予約を入れてしまった。なに?朝9時からカラオケボックス!?!?いやはや…実に驚きの発想である。
 そんなこんなで妻に煽られる様にそそくさと支度して、雨の中を歩いて3人で近所の『上海歌城』というカラオケボックスへ。まず驚いたのは朝の9時から営業している事実と、既に結構なお客さんがいてアチコチの部屋から大声で歌っている声が漏れて来る…という現実に驚愕したのは言うまでもない。「まじか・・・」と不覚にも声に出して呟いてしまった。部屋の外でお喋りしている団体さんも結構多くて、ほとんどが裕福そうなオバサマ軍団だった。いやはや月曜の朝だぜ?こんな世界があるのか(驚)すげー。
 何はともあれ息子は大ハシャぎで楽しそうに歌ってるからまぁ良いか。本当は店に寄るだけ寄ってそのまま出社するつもりだったが、とりあえず1時間だけ付き合う事にした。ワタクシは土日も仕事で外に出てる事が多いため、こんな事でもしないと息子と接する時間が減ってしまうから、きっと妻なりの配慮なのだろう。

 そして10時頃に妻と息子を残して店を出る。外に出たら雨が降る淮海路は(当たり前だが)まだ午前だった。イツモ通ってる朝の風景を見て、言いようもない背徳感を感じながら地下鉄に乗って出社した。いやぁ…世の中には色々な朝があるのですねぇ。ほんと。
 出社後は来月末のイベントの準備に追われる。午後から大事な会議があるので色々と資料を纏め、午後2時過ぎに会社を出て娄山关路x茅台路にある金虹桥へ。このタワー1のオフィスビルにある某日系企業さんで打ち合わせである。

 打ち合わせは約2時間で無事終了。その後は会社に戻ってひたすら対応を検討。見積もりも出し直さなきゃならないので結構大変。
 気付けばあっという間に午後9時を回っていたので慌てて帰り支度して帰路につき、ガーデンホテルのジムの大浴場でお風呂に浸かってからイツモの店に寄ってビールを一杯のみ頂く…だけのつもりだったが、常連さん仲間が来たのでそのまま一緒に飲む事に。

 80年代の音楽の話で盛り上がり実に愉快な夜だった。しかしなぜに札束?(笑)
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