中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

暴風の中でのイベント

 土曜日、上海は快晴!気温は 15度。風が強い一日だった。
 今日は中国では清明节の 3連休の最終日!明日は日曜日だが出勤日なので平日扱いだから調子が狂う。
 例によって朝はヤマハでのドラム講師業務が有るので、新闸路 x 胶州路にあるヤマハに向かう。

 そして PMCドラム課のグループレッスンを 1時間。 終了後は慌てて mobikeに飛び乗って地下鉄を乗り継いで 10号線の 伊犁南路駅の高島屋に走る。今日は高島屋・桜祭りの 2日目の本番なのだ。ワタクシは今日は WFを入れるとトリプルブッキングなのでもう目が回りそうだ。
 到着してみると相変わらずの暴力的な風が吹きまくっている。しかもテントが無い!!! サスガに昨日の暴風でテントが結構壊れてしまって、今日は安全を鑑みて、メインの櫓以外は、全ての出し物のテントが取り外されていた。そんなワケで直射日光の下での作業。コレはコレで結構キツい。でもコートを着込んでもまだ寒い状況だったので、太陽の暖かさがとても有り難く感じた。午前中にスピーカースタンドに立てていたメインスピーカーが強風に煽られて倒れてしまったらしく、今日はステージ上にスタックして平置きらしい。低域が若干変化していたのでサクっと修正。まーったく…スピーカーが倒れるなんて、どんだけ風が強いんだ!?
 タカさんに最初のバンド部分だけ対応してもらい、13時から始まる二胡奏者の 潘丽さんのステージからワタクシが担当。メシ喰う暇も無い…。でも彼女とは結構長い付き合いなので、音作りは『勘』が効くからサクっと仕込めて良かった。

 ステージよりもPA席の方が明るい…という不思議な状態(苦笑) しかし、テントが無いと Macのディスプレイが全く見えなくてホンキで困った。しかも相変わらずの強風なので MacBook Airが何度もスッ飛んで行きそうになったので、テーブルにガムテープで固定した。一体どんな現場なんだ?
 続いては和楽器が続く。箏は Beta57を下から、そして上から58でアタックのみを拾った。両方ともウィンドウスクリーンが付いてるにも関わらず、風の音を拾いまくる。まぁコレばっかりは仕方ないわなぁ。

 今回ワタクシ的に最も感動したのはこの尺八の奏者。ヘッドセットマイクで拾ったのだが、とても良い音が拾えたので我ながら大満足。…というより何より演奏が素晴らしくて鳥肌が立った。

 そんなこんなで、ここから後の最後のバンド演目までは例によって全然余裕が無くて写真なし。何はともあれ事故なく無事に終了できてホント良かったよ。テントのパイプが折れちゃう程の強風だもの。なかなか凄い経験であった。
 終了後は怒濤のバラし、そして車に積み込んでイツモの店の倉庫まで ken君と一緒に運ぶ。 全てのワタクシの機材を運び込んだ後は、折角なので店で呑みながら ken君と二人で色々と音楽談義で盛り上がった。
 さて!明日は出勤日!オシゴトオシゴト!がんばるぜぃ。
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