中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

静安体育中心

 月曜日、上海は晴れ、気温は 30度だったらしい。いよいよ夏到来。
 朝から金魚鉢の掃除をして水を交換し、その後はイツモの店の倉庫に寄って、今週末のライブで使う一部の楽器とギタースタンドを持ってタクシーで出社。ギタースタンドなんて3年くらい使ってなかったのでホコリだらけで超絶汚かったから掃除が大変。何だか今日は朝から掃除ばっかりしている気がしないでもない。
 そして午後一から例によって会場視察である。地下鉄一号線の汶水路という駅にある『静安体育中心』という大型の多目的ホールの視察である。汶水路という駅は初めて来たが、地下鉄なのに地上駅だった。何だか新鮮!

 国道の高架下に2重構造に線路が走っていて、その途中に駅が有るみたいだ。

 そして駅を降りたら5分も歩かないウチに会場入り口に到着。スゲー巨大でびっくり。

 幾何学的なデザインの屋根?的な建築物。ココは野外スタジアム的なエリアと屋内ドーム的なエリアの二つがくっついているらしい。


 中に入ってみたら、外から見た圧倒的な威圧感とは裏腹で、そんなに広く感じ無かった。とは言え、フツーに余裕を持って椅子を並べても 4,000人以上入るらしい。

 ウチらが企画している大型のイベントにはもってこい?の大きさで良いホールだ。できたばかりでまだ新しいし、色々とアイデアが膨らむ。
 会社に戻った後は、ひたすらデスクワーク。今週末のライブイベントの準備で確認しなきゃならない事がナニゲに多い。今回日本からフルバンドを招聘しているのでレンタル機材と自分らの機材とで判らなくならない様にシッカリマーキングしつつ、全ての動作確認を行う。今回機材屋から KORGの KRONOSを借りたのだが、ダンパーペダルが何故か Roland製でポラリティが逆だったりして、やはり確認は必要だよね。
 そして午後9時前に会社を出てイツモの店に行ってタカさんを待つ。今日はタカさんにウチのPAスピーカー類を貸す約束をしていたのだ。とりあえず玄関付近に機材を纏めてカウンターで一息。
 なんか店長に珍しいお酒を勧められたので飲んでみた。

 何と!『金箔』入りである!!!!

 スゲー。なんだか身体に悪そう(笑)飲んでみたが、全然フツーの日本酒だった。ワタクシの様に、あまり有り難みを感じないヒトが飲むお酒じゃないわな。
 結構面白がって写真なんか撮っていたら、フラっと懐かしい顔が登場。バドミントン仲間の S田さんである。いやぁ…びっくり!もう 3〜4年くらい会ってないんじゃないかな? 元気そうだったし、相変わらずジェントルで落ち着いた喋り方をするので嬉しくなった。彼は上海に来て最初に知り合ったバドミントン仲間達の一人なので、気付けばかれこれ15年くらい経つ古い友達だ。彼は上海で独立してからもう 3年も経つらしい。仕事も上手く行ってる様で素晴らしい。サスガである。
 その後は ドラマーの S富さんが会社の方といらっしゃって暫しテーブルで難しい?お話をされていた様だが、そちらの方がハケてからは一緒にカウンターで飲む事に。
 S田さんは、途中で終バスの時間があるらしく早めに帰宅され、その後は S富さんと暫し音楽談義。

 そして、暫くしたら今度はベーシストの空海さんが会社の方と登場。珍しい事も有るモンだ。完全に偶然らしいが、このリズム隊は仲が良い(笑)空海さんもオフィシャルの方がハケた後は戻ってきてくれたので、折角だし 3人で一緒に飲む事にした。

 濃ゆ〜い音楽談義に花が咲き、気がつけば天辺回っていた。いやぁ…まだ月曜日ですよ(苦笑)でも楽しかった。
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