中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

ライブが続く

 土曜日、上海は曇り。気温は 27度で少々蒸し暑い。
 例によって朝からヤマハに向かってドラムのグループレッスン講師を 1時間。今日は 5名。

 レッスン修了後はタクシーに飛び乗って LL Barに向かう。今日は楽器類が多いので移動は全部タクシーだ(泣) 最近タクシーがとても捕まりにくいので、タクシー捕まえるのが結構なストレスである。
 そして伊犁路x古羊路の bistro fioreに到着し、軽く昼食を食べた後は地下の LL barに潜って今度は個人レッスンを 2コマ 2名行う。今日は夜にライブイベントが有るため、16時には部屋を開けなければならない。
 ま、…とは言え。このイベントにはワタクシも出演するので文句は言えない(笑)
 レッスン修了後はファンファーレの M松さんの仕込みが始まる。ワタクシも本日はリハが早いので自分の楽器類をセッティング。(…と言ってもココのドラムセットはそもそもワタクシの初号機なので、基本セットはそのままにして、シンバル類を自分が好きな物に変更するだけ…と言った方が近いかもしれない)
 そしてリハーサルは巻き巻きで無事終了。アッという間に本番である。今日のイベントは『化学反応』と銘打った、日中のハードロックバンドが交互に出演する…というイベントである。

 まずはトップバッター『EVOLUTION』の皆さん。中国のバンド。

 ベース弾きながら歌うのって結構難しいのだが、ヴォーカルのトッポい外観とは裏腹に、意外とハートフルなポップスで歌心が有る良いバンドだった。
 そしてお次は『Fire Head』の皆さん。ご存じ泣く子も黙る骨太ハードロックの日本人バンド。ハイボール最高。メッチャ男気が有って格好良かった。新曲の演奏が安定しているのは同じメンバーで長くやってる証拠。スバラシイ!

 三番目は我らが日中混合バンド・肉バカ『Nicole Bucker』 ウチのヴォーカルの Toniは背が高いので何気にステージ映えする。

 本日はワタクシと Toniだけイヤモニ。やはりドラムとボーカルは一度イヤモニしちゃうと、もうコレ以外の環境は考えられない。それほどまでに演奏者にとっては素晴らしいアイテム。でもギタリストは自分のアンプの音が直接聞こえた方がずっと演りやすいらしく、AUXに余裕が有る環境(表のメイン PAさんとは別にちゃんと専用モニタマンが居ない環境)ではアンプ物には意外とイヤモニは向かないかもしれない。

 続いては中国人枠、ヴォーカルがアイドル的な美貌の『Psychopath』の皆さん。凄いよ、全員中国人なのに日本語で歌っていた。しかも結構上手くて全部歌詞がフツーに入ってきてびっくり。皆勉強熱心だね。

 そして最後は、今回のイベントの為にワザワザ上海まで戻ってきてくれたマサ君率いる『夢人』である。

 お世辞抜きで『心に刺さる』とっても良いステージだった。マサくんは元上海在住だったので、夢人のライブは何度か観ているのだが、今日のライブが今までの中で一番良かった。本当に『刺さる』良いライブだった。皆色々な事を乗り越えて『今』の自分が有る。…なんだかそんな事を感じさせるステージだった。
 最後に皆で記念撮影。みんなホント良い顔している。音楽に国境は無い。

 結局そのまま打ち上げで午前 1時半くらいまで飲んでいた。いやぁ…長い一日だったので非常に疲れたケド、充実感がハンパ無い。ヲレはシアワセ者だよ。こんなオッサンに付き合って遊んでくれる若い仲間達に感謝である。
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