中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

Tビザって初めて見た

 木曜日、上海は晴れ、気温は 10度。晴れてるのに風が冷たくてビルの中は非常に寒く感じる一日だった。

 今日は早めに 9時台に自転車に乗って出勤。やはり外が晴れてるとヒジョーに気持ちが良い!
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 出社後は、直ぐに人事の子と 2人で一緒にタクシーにて杨浦区にある出入境管理局に向かった。実は前職の『取消证明』というのを、前職が登記されている管轄公安まで取りに行かなければならないらしいのだ。今や全てオンラインで対応できるのに、これだけは窓口で実際に印鑑を貰わなければならないらしい。嗚呼…ホント一々面倒臭い。昔はこんな事無かったのに。

 そしてお昼過ぎに会社に戻ってフツーにデスクワーク。仕事上のトピックは特に無し。

 夕方頃に、丁度先日手続きしたビザができたらしく、黄浦区の出入境管理局からパスポートに貼り付けられて戻って来た。いやぁこの時期パスポートが無いと何となく不安になるからコレで一安心だ。
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 早速ビザを確認してみたら、なんと『T』ビザだった。『停留』ってナニ !? こんなの初めて見た(笑)
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 不肖ワタクシ、中国に赴任になってから今まで 16年間ずーっと『居留許可証』を切らした事が無かったのだが、数年前から外国人就業許可関連が全てオンライン管理に切り替わり、退職関連情報のシステムへの反映がリアルタイムになってしまった関係で、オンライン上ではワタクシの前職の残留労働期間が半ば強制的にキャンセルされてしまったらしい。そんなワケで半年以上残っていたビザも自動的にキャンセルされてしまったとの事。
 故にノービザ状態では 15日間しか滞在できないから、急遽 1ヶ月分の延長申請が必要になったワケだ。
 実際は(書類上は)一日も間を空けずに次の仕事は始まっているのだが、何せ労働局のシステムがバージョンアップしてより厳しくなっていて、イマサラ改めて大学の卒業証明書(英文)が必要になり、急遽日本に住む親友に頼んで申請〜 EMSで送付してもらったり(実はこの肺炎騒ぎでまだ当分届かない /涙)また、無事に届いても、其れが正式文書である旨の公式証明みたいなのまで必要だったり?色々と必要書類が山ほど増えているのだ(今朝取りに行った取消証明もそう) そんなの 15日間で準備できないっつーの。この肺炎騒ぎで EMSも遅れまくってるらしいし、ひょっとすると 1ヶ月の延長だって足りないかも?(その時は再延長の手続きが必要との事)あーマンドクセ!

 しかしこのビザ、よく見ると中々面白い。一番下に『humanitarian』って書いて有った。こんな単語見たこと無いから辞書で調べたら『人道主義者』の事らしい。
 すげ〜! ヲレ、人間性や人間愛を重んじるヒューマニストだったんだ!(笑)ちょっと嬉しい。え?違う? きっと『人道的な理由での止むを得ない延長』という意味なんだろうが、要するにシステム上こういう事が起こりうる…って認めてる、って事だよねw 中々興味深い。

 因みに、本日発表されたニュースによると、新型肺炎の関係で、今後は、中国滞在者(中国人でも外国人でも)が日本に渡航したら強制的に 14日間隔離されるらしいね。。。いやはや、アッチに行っても隔離、コッチに来ても隔離。いま移動したら、どっちに行っても 14日は隔離されちゃうなんて…困った困った。

 こりゃ文字通り息を止めてジッとしてるしか無さそうだな。。。
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