金曜日、上海は晴れのち曇りのち雨、気温は 11度。天気はまた下り坂なのかな？
朝からフツーに出社。ウチのオフィスは天井が高くて風通しが良いので外よりも寒く感じる。今日は、今着ているコートとは別に、オフィスで着るためにもう一枚ダウンジャケットを持ってきた。コレを膝に掛けるだけで大分違うのだ。暖房点けても暖かい空気はそのまま上に上がって行っちゃうから座ってるエリアは全然暖まらないんだよなぁ。きっと夏は涼しくて良いんだろうケド。
何はともあれ、今は風邪ひけない状況なので（フツーの風邪でも隔離される可能性が高いので）自衛しなきゃね。
さて、仕事はデスクワークで会議が中心。この生活にもようやく少しずつ慣れ始めた。つまり少しずつ『見えてき』た事も有る。組織というのは色々なヒトがいて、表面上とは違う（目に見えない）ヒエラルキーが有ったりするので、どこに地雷が有るか判らない。最近判ってきたのは『こりゃ中々手強いぞ』…って事だな（謎）
会議終了後は、まだ役所が開いてる時間帯だったので、慌てて在上海日本国領事館に向かった。実は今日、ちょうど日本から EMSにてワタクシの卒業証明書が届いたのだ。いやぁ…無事に届いて何より！ しかしコレはこのままでは使えず、一旦これを領事館に持って行き『公文書証明』というものを取らなければならないらしい。
そんなワケで地下鉄 10号線に乗ってまずは伊犁路に向かった。車窓には車両番号を示す QRコードが張り出されてるので、コレをスキャンしてみた。ワタクシ最近は自転車ばかり乗っているので地下鉄は久々なので、ちょっとワクワクする。
スキャンするとアプリが立ち上がるのかと思ったら、フツーにブラウザが起動した。どうやらWebページへのリンクらしい。『位置情報を使います』的なメッセージがいくつかでるので全部 OKすると、今乗っている車両番号（何号線の何両目という情報では無く、どうやらそれぞれの路線毎の全車両自体にユニークに振ってある SNみたいな通し番号っぽい）が表示され、登録しますか？と聞かれるので『OK』を押すと以下の画面が表示されて登録完了となる。
なるほど…乗った時間と車両番号と位置情報と電話番号がリンクして記録されるワケだな。結構アバウトだが、地下鉄の全利用客がスキャンしたら恐ろしい量のデータになるだろうから、コレくらいが限度なのかもしれない。でも十分といえば十分追える。仮に同じ車両で感染者がみつかれば本人に注意を促せるものね。
でも実際に観ていたら各駅毎に乗ってくる人でコレをスキャンするのは 1/5くらいしか居なかった。良い施策だとは思うが、ちょっと中途半端感は否めない。
伊犁路の駅からは美团のシェアサイクルに乗って上海マートへ。ココの13階に領事館の別館（領事部門）はある。
ビルに入る際も例の QRコード『随申吗』の提示を求められ、検温と電話番号の記入。
13F到着後はパスポートを提示して入館記録を記入してようやく入れた。閉館時間前に間に合って良かった。
そして改めて卒業証明書を出して中を色々確認していたらスンゴい事に気付いてしまった。日本語版と英語版を取り寄せたのだが、なななななんと！英語版の方の名前が間違ってるじゃないか（驚）
そうなのだ。ワタクシの名前は陽一。ひらがなで書くと『よういち』なので、PC等で打つ場合は確かに 仮名漢字変換システムの都合上『YOUICHI』と入力するのだが、これだと欧米人は『ゆういち』としか発音できないので、ヘボン式ローマ字のルールでは『YOICHI』と書くのが正解なのだ。つまりパスポートも YOICHIなワケ。
きっと大学の事務の叔父ちゃんは、そんな事知らないだろうから深く考えずにフツーに PCに入力して発行してくれたんだと思うが（申請書にローマ字を記入する欄は無かったので）、でも海外ではパスポートの情報が全てであり、これが唯一の身分証明書なのだ。つまりはコレと名前が違うと、この証明書は別人のモノになってしまうんだなぁ。嗚呼・・・・。
友達まで巻き込んで、時間かけてこーんなに苦労して入手したのにコレだよ。一難去ってまた一難ってか？ 参るぜまったく。
何はともあれ、来週公式文書証明が発行された時点で、まずは日本語版の証書だけ提出する方向でトライしてみて、ダメだったら再度手配だな。仕方ない。
そしてオフィスに戻って暫くデスクワークを続け、夜 8時前に会社を出たら外は雨が降っていた。
うーむ…今日は色々ツイてないなぁ。ま、そんな日もあるか。
週末なのに誰も遊んでくれないし（街はまだそんな雰囲気じゃない）こりゃ自宅で酒喰らって早目に寝た方が良いかもね。
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