中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

電話会議でのハウリングについて

 木曜日、上海は晴れ、気温は 16度。最近良い天気が続いている。

 仕事は例によって会議に次ぐ会議で、Zoomによる TV会議が非常に多い今日この頃である。PCのビルドインカメラはそんなに広角では無いので 1台の PCでは 3人が限度である。なので出席者の多い全体会議だと同じ会議室なのに 3箇所くらい zoomに繋ぐ…という不思議な構図。これ寧ろ会議室じゃない方が良いんじゃ無い?なんて思ったりしてw。

 zoomに限らず TV会議や電話会議の欠点は『近くで同じ回線の音を出している別の端末が有ると』必ずハウる…って事だな。 色んなヒトから良く質問されるので、ココにも理由と回避方法を書いておこうかな。

 これは電話機の仕様上、避けられないのですよ。ちょっと改めて電話機の構造を考えてみて欲しい。電話機というのは『口元のマイク』と『耳元のスピーカー』が有って、スピーカーからは自分の声は出てこない仕様になっている。つまり自分の受話器のマイクから入った音声は相手のスピーカーだけに送られるので、自分の耳元のスピーカーからは出ないのだ。だからハンズフリー(オンフック)にして、耳元のスピーカーの音声を外部スピーカーに繋いで大きな音で再生しても、再生機器からは相手の声しか出ないから、一切ハウらないワケ。

 ところが、その『通話相手』が近くに来ると、自分の受話器のマイクから入った音が、相手のスピーカーから出ちゃうから、その音がまた自分のマイクに入ってそれが無限ループして永遠に音が増幅されまくってキーンとハウってしまうワケだな。
 TV電話の会議システムというのは、顔を見ながら通話するからハンズフリー通話がデフォルトなので、相手の音声はスピーカーから出るワケ。だから同じ会議に出席している人が近くに居る場合、通常の設定だとほぼ 100%ハウリングを起こしてしまうんだなぁ。

 これを避ける為に「マイクをミュートして下さい」とか言い合ってるが、同じ回線に出てるヒトが『近くに居る』場合は無駄です。全員ミュートしてしまうと誰も喋れないし、だれか一人がマイクをオンにした瞬間からハウり出すからね。
 なのでハウリング防止の観点からすると、複数人が集まる場所では、スピーカーから音を出す端末は『 1台に絞る』事!そして、マイクも『音を出してる端末 1台だけ onにする』事! 他の端末は映像のやりとり(カメラと画面)のみにして、マイクもスピーカーもオフにする事! コレが唯一の回避方法です。 音を出す端末が、マイクを生かしてる 1台だけならば、その端末をアンプに繋いで音を増幅してもハウりません(でも勿論限度があって、上げすぎると相手の声がコッチのマイクに入り込んで、向こう側でハウるケドね)
 また、別件だが、たまに音声が遅れて山びこ的ディレイがかかって「あ、ぁ、ぁ…」となる事が有るかも知れないが、コレは、回線に繋がっている誰かが Blutoothのスピーカーを使っていたりすると発生するので、やめてもらう事。 Bluetoothスピーカーは内部処理の関係で、最低でも 0.3秒〜0.5秒くらい音が遅れるので、誰か一人がそれを使っていると、本来なら全員同時に出ている筈の音が、その人の家だけ 0.5秒遅れて再生されているから、その遅れた音がその人のマイクから入って全員に拡散されてしまうワケ。なので TV会議ではなるべく無線スピーカーは使わない様に徹底してもらった方が良い。
 …とまぁ、毎回訊かれるのでココにも書いてみたw お役に立てればコレ幸い。

 さて、今日は 19時から某皆様と夕食の約束をしていたのだが、TV会議が延びまくり、終了後も急ぎの映像編集業務が入ってしまったので、約 1時間遅れでオフィスを出る。そしてチャリンコをスッ飛ばして大沽路のインド料理へ。
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 この辺は、むかし巨鹿路に住んでる頃には良く来ていたのだが最近はめっきり来なくなったので新鮮である。

 本日集まったのはイベント関連でお世話になってる某所の 4名と takaさんとワタクシの 6名。カナリ本格的なインド料理でとても美味しかった。
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 色々な話ができてとても楽しかった。

 2Fのトイレに向かう道がミステリアスでステキ。
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 いやぁ…大勢で集まってゴハンできるシアワセよ…。日常のありがたさを美味しい料理と一緒に噛みしめた。やっぱりヒトとお喋りしながら食事するのは楽しいね。
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