中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

No Ice

 火曜日、上海は快晴、気温は 32度。いよいよ真夏日である。

 朝 6時起床。夏の大型イベントで使用する作曲業務の納期が気になり始めたので本格的にとりかかる。納期に追われないとエンジンがかからない…というワタクシの悪い傾向ですな(苦笑)

 そして午前 10時半にサクッと頭を切り替えて、家を出て自転車で会社へ走る。外は汗ばむくらいの陽気だった。でも風があって気持ち良い!
 オフィスでも窓を全開にすると良い風が入って来るし、そんなに湿度も高くないので、ホント束の間の『心地良い季節』である。そのうち直ぐに梅雨に入っちゃうんだろうけど。。。
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 仕事はフツーにデスクワーク。細々とした小さなプロジェクトがナニゲに数多く立ち上がってきて頭が回らなくなってきた。大してメンバーが変わらないグルチャが増えて来て些か閉口している。一度整理しないとイカンなコレ。

 午後に古い友人(中国人女性)から連絡が入り「先日話した件なんだけど、詳細をツメたいので今夜ちょっと会えない?」と誘われたので、右ナナメ上の天井を眺めて約 30秒ほど考える。
 ホントは今夜は早めに帰宅して作曲業務の続きを行うつもりだったのだが、仮に今日のコレを後回しにしても、結局は後日また時間つくらなきゃイケナイから同じ事だ。「ま、それなら早いほうが良っか…」という結論に達して、午後 7時半頃に会社を出て静安寺に向かった。

 久々の静安寺はライトアップされていなかった。ひょっとしてまだ自粛中なのかな?良くワカランが。
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 向かったのは 胶州路 x 北京路にある『No Ice』というバーである。
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 初めて来たが中々良い雰囲気だ。
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 実はこの店は今日会う予定の友達が開いた店だったりする。彼女は気付けば知り合ってから13年くらい経つのだが、今や店を2軒も持っていて、すっかり経営者の顔になっていた。凄いよなぁホント。

 美味しいワインを頂きながら、某PJのオケ制作〜レコーディングの話をじっくりと行う。彼女はカナリ良い声をしたシンガーソングライターでもあるのだ。以前から『何か仕事で絡めないかなぁ…』とタマに会っては話をしていたのだが、お互い忙しくて中々進まないしユックリと話す機会を逸していたので「ちょっと本腰入れてスタートしようか?」って感じで落ち着いて話す事にした訳だ。
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 色々なデモを聴きながら「あーでもない」「こーでもない」と色々と腹を割って話をする。彼女のiPhoneのレコーダーには膨大な量の作曲メモ的な録音が残っていて驚いた。この熱量は凄い。マジ尊敬するわ。こういう『熱さ』忘れていたなぁ。。。

 そして午前 0時、帰り際にテキーラをぐっと仰いで店を出た。
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 いやぁ…色々と目指してる方向を確認できて良かった。良い感じにコラボできそうな気がする。
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