中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

CCG 1日目

 木曜日、上海は雨のち曇り。気温は 22度で相変わらず寒いくらいの一日。

 朝 7時半に家を出て地下鉄を乗り継ぎ、8号線の中华艺术宫駅で降りる。振り返ると巨大な万博会場が見える。写真じゃわかりにくいケド、これカナリ巨大なのだ。
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 しかし本日の会場はココでは無く、近所の世博展览馆なので小雨降るなか 5分ほど歩く。
 到着してみると、入り口が 3重になっていて凄い厳しい入場検査。そりゃそうだ。新型肺炎明けの上海での最初の大型イベントである。第一関門が身分証明書チェック(パスポートが無いと入れない)と体温チェック。そして第二関門が荷物検査&金属探知機ゲート。最後の第関門がパスチェックと顔認証とパスポートである。中々厳しい。

 入館するのに 20分くらいかかってようやく現場に到着。全部の機材に火を入れて早速チェック。本日のワタクシの現場。卓は XR18なのだが、今回は珍しく物理フェーダー(ペリフェラル)が有ったので細かいセッティング。マイクが多い現場でコレは助かる!!!
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 生放送がメインなので全てのワイヤレスの EQをシッカリ確認。ちゃんとナンバリングしておかないと分からなくなる。UR1のお祭り状態。
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 あれよあれよという間に開場である。凄いヒトの数。。。アニメ・ゲーム・コミックは不滅だ。
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 そして 12時半、我々の生放送開始。手に汗握る瞬間。
 でも予め結構仕込んでるので良い感じにコンプが効いて、ほぼ想定通りの音が作れて良かった。ヒトが多い時は Automix機能は非常に役に立つ。
 途中で、2つ先のブースにある『メインステージ』の歌が始まって無茶苦茶巨大な音だったのでカブりまくったので焦ったが、まぁそんな事もあろうかと全てのチャンネルにエキスパンダーを挟んでいたので、スレッショルドを上げて、-20dB以下の音量を半分以下まで下げたら自然にノイズキャンセルできた。ゲートだと無音になっちゃうから不自然だし、しゃべり始めの『取りこぼし』が怖いからね!さすがワタクシw

 そんなこんなで 1日目の本番は終了。終わっても暫くはデモ VTRのループをかけておかなければイケナイので、裏に回って大型 LEDスクリーンの下に置いてある音響(Nexo PS15)を微調整。ここは周りの騒音が非常にウルサい環境ゆえ『ちゃんと抜ける』音で、且つ『そこそこ良い音』で鳴らさなきゃ行けないので意外と難しい。痛い音にすれば抜けるケド、前を歩く多くのお客様が耳を塞ぐ様な状況は作りたくない。ココが腕の見せどころ。

 17時過ぎ、本日のワタクシの業務は終わったので会場を後にする。

 一旦帰宅してシャワーを浴びた後は、小腹が減ったのでカップラーメンを食べ、スティック類を持って慌てて地下鉄に乗って LL barに向かった。本日は 20時からドラムの個人レッスンが有るのだ。
 そんなワケで 20時〜Akiちゃん、21時〜taroさんの 2名を教え、22時半くらいに店を出て帰宅。

 地下鉄の駅を出たら、シェアサイクルが珍しく一台も見当たらず、仕方ないから歩いて帰る事に…。
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 嗚呼…ナニゲに忙しいが、やっぱり現場が有ると楽しい! 生活にハリが出るからイイね。

 さて!明日は CCG本番 2日目だ。天気だけが心配。
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