中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

リハ三昧

 日曜日、上海は曇り、気温は 14度。丸一日パッとしない天気の一日。

 バンドの朝練のため午前10時過ぎに家を出てイツモのリハスタ『Rock Shanghai』に向かった。

 今日は普段使ってる 1スタが埋まっていたので珍しく 3スタ。ワタクシ的には初めて使う部屋なのでちょっと新鮮。ココには珍しくフロアタムが 2発あったのでシッカリとチューニング。10-12-14-16かな? 14インチのフロアなんて久々に見た。
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 右側にタムが一つ増えるだけで大分気分がアガる。全体的に低めにチューニングしてみたらイイ感じ!やっぱり低音は大事だね。14のフロアがカナリ良い音がしたので驚いた。だってこれスネアの大きさだぜ?こんな低い音出るんだね。ビックリ。

 午前 11時から 13時までイツモの恶魔工人(Akuei)のリハを 2時間行った後は、一旦帰宅して遅めの昼食。

 そして 1時間ほど家でコーヒー飲みつつユックリした後は、またまた楽器を持って同じ Rock Shanghaiへ。実は今日は別のバンドのリハもココで行われるのだ。
 最近ワタクシ上海の中国人バンド仲間の間でちょっと有名になってきたらしく?(…と言うのは冗談だが)アチコチから声がかかる様になってきた(嬉)

 「どーせ同じスタジオなら時間を繋げてブックして欲しかったなぁ」とかボヤきながらも、自転車で通える距離なので全然痛くない。
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 外の健全さからは想像できない?地下二階に広がるアングラな世界。
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 到着してみたら、朝と同じスタジオ(3スタ)だった。2時間前にココを出た時と殆ど全くセッティングもチューニングも変わってなかったので助かった。

 16時から 2時間ほど彼らのオリジナル曲を演奏。

 実は 4年ほど前に Harley's Barにてワタクシが Nicole Buckerで出演した時に対バンになったバンドなのだが、荒削りながらもスゲ〜トンガってて 80年代の日本のインディーズみたいな香り(大好物)がするバンドだったので、終演後にベースの子に声をかけてチョット話した経緯が有り、向こうもどうもそれを覚えていてくれたらしい。
 で、去年 Akueiで VASに出演した際、タマタマ別のバンドを観に来たら偶然ヲレが出演していて再会できた…という。中々上海も狭い。

 聞くところによると、どうやらドラマーが抜けてから、ちょうど新型肺炎も始まってしまい 1年くらい活動出来てなかったらしい。実に勿体ない!

 そんなワケで「ちょっとスタジオで遊びませんか?」って誘われたので尻尾振ってやってきたワケさ。いやぁ…楽しい!
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 ベースボーカルとギターとドラムの 3ピースなのだが、やっぱこのベースの子がクレイジーで超格好いい! 久々に目の前で演奏を見たが、なんかビシビシ来るぜぃ。決して演奏や歌が(技術的に)上手いと言うわけでではない(どちらかと言うと真逆?w)のだが、とにかく凄い『破壊的に』グワグワ来るのだ。なんだろう? YAPOOSの戸川純ちゃんみたいな感じ?ヤバい!オモロい!

 しかも彼ら二人ともカナリの酒好きらしく、リハからビールガンガン飲みつつ演るのだ、もう最高である。

 リハ終了後は「ちょっと呑みに行きましょうよ!」と誘われたので近所の居酒屋へ。

 こんなところに日本料理屋があったなんて全然知らなかった(驚)
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 リハでも散々飲んだのに、そっから 3時間ほどいろいろなハナシをして楽しく呑んだのは言うまでもない。やっぱり中国のワカモノは勢いがあって『懐かオモロい』わ。さすがにタマに難しい単語が出てきて戸惑うゲド、中国語の音楽用語も同時に色々教わっているw

 いやぁ…今後のことは今後考えるとして?実に楽しい週末だった。

 さて!上海は感染者がまた増えて 12人になったらしく徐々にピリピリしてきたし、アチコチでまた規制が増えて来たので今後どうなるか、先の事はホント色んな意味で全く見えないが、でもここ中国では個々人の『気合い』が全然違うので去年みたいにはならないだろう、きっと。
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