中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

ご馳走の習慣

 金曜日、上海は快晴、気温は 26度。今日は久々にスカッと晴れた。良い感じだ。

 朝 7時に一度目覚め、それからベッドの中でうつらうつらと夢を見ては目覚め…を繰り返し、午前 8時にベッドを這い出る。寮生活だからこそできるこの技。実に贅沢。

 のんびり準備して 9時過ぎに家を出て 10分後にはオフィスに到着。通勤が徒歩 10分って素敵すぎる。ココに本格的に住み始めて約 2週間が経過したが、何より最も喜ばしい事は『トイレ』の心配が一切無い事だな。
 以前は、上海市中心部にある自宅(黄浦区)からココ(松江区)まで来る場合、公共交通機関を利用する場合は、自転車と地下鉄と路面電車を乗り継がなきゃならないから、約 2時間弱の時間がかかっていたので、出社前は自分の『お腹』との相談が最も重要だったのだよ。ちゃんとトイレ(大)をしてから向かわないと途中で催すとタイヘンな事になったからだ。(地下鉄 9号線は市街から離れるに連れ、一駅区間が長くなるし、何より困るのが、駅構内にトイレが無くて、改札を出て階段を上った先にある公衆トイレしか無かったりする駅が多いのだ)
 しかしこの社員宿舎に住み始めてからは、通勤が『徒歩 10分』なので、全く何の気兼ねなく出社できるんだよね。どこでトツゼン催しても 100%トイレに間に合うからね。最近気付いたのだが、実はコレ、何気に最も心の負担軽減になってる。笑っちゃうケド。

 21世紀になって早 20年が過ぎてコレだけ世の中が豊かになっても、自分のトイレの時間だけは前日に飲み食いしたモノやその時間や自分の体調によって如実に変化するので正確には読めないからね…。 これって科学的に予測できないモノかなぁ。お腹にシールみたいなセンサーを貼り付けて bluetoothとかで電波飛ばして、スマフォで『あと約 40分後に出そうです、今日は少しユルいので早めに準備してください!』とか正確な時間を教えてくれたら便利なのにね。そしたらその時間帯にトイレがある場所に行けば良いだけじゃん? シールとかは一々面倒だから、パンツ内蔵型が良いな。誰か開発してください(笑)

 さて、仕事はほぼいつも通りで特に大きなトピックは無し。丸一日、昨日作った曲を手直ししただけで終わった感は否めない。

 夕方、同僚がまた奶茶を外卖する…というのでジュースをご馳走してくれた。今日はマンゴージュース。なかなか美味しかった。
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 中国のこの『ご馳走習慣』はホント不思議で、いつまで経っても慣れないんだよなぁ…。だって、コレだって一杯 20元〜30元(300円〜500円)くらいするワケさ。それを部内の同僚全員 10人以上に対して一人でご馳走しちゃうんだから、彼らの給与から考えると結構な出費だと思うのだが、何故か持ち回り?じゃないけど、事ある毎に『一人の負担で』ご馳走してくれちゃうんだから意味が分からん。フツーに割り勘にすればいいのに、絶対そういう事しないんだよね。自分一人で出前するのが恥ずかしいから?全員にご馳走するのだろうか…。良くワカランが結構こういう所はメンツの国、太っ腹な?中国の若者達である。

 今日は金曜日なので、寮ではなく黄浦区の自宅に帰るため、ほぼ定時で仕事を終え、例によって松江大学城駅までの送迎バスで向かったのだが、バスを降りたら、駅前公園にて大々的に Covid-19のワクチン摂取会場の準備をしていた。
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 中国でのワクチン摂取はカナリ進んでいて、ウチの奥さんも既に 2度受けてるし、ウチの会社でも福利厚生の一貫として、何日かに分けて会社が送迎バスを出して就業時間中に摂取しているので、社員のほぼ 7割くらいの社員が既に 2度打ち終わっている状態である。しかし、どうやら区によって摂取要項が異なる様で、松江区は外国人は後回しにされているのでワタクシは会社ではまだ申請できないが、市の中心部では外国人もアプリで登録すればフツーに受けられる様になっているらしい。(まぁそもそも松江に外国人が少ない…というのも有るだろうきっとw)

 そんなワケでワタクシは受けてないが、周りがどんどん受けてるので自動的に感染リスクは下がってくるのは自明である。ま、機会があって、且つ自由にあちこち渡航できる様になったら受けようかな…とは思っている。
 中国製ワクチンの効果に関して海外では色々言われてるみたいだが、この国が本気でお金をかけて作ってるワクチンで、且つセイフ主導で本気で推進しているので、効果がない事に対してこんな事はしないと思うのだな。安全性だって臨床数は(数だけで言えば)多分世界一だろうしね。
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