中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

雲間から星

 水曜日、上海は晴れ、気温は 32度。最近昼は暑いが以前の様な体温超えみたいな暴力的な暑さではなく、夜なんか涼しく感じるほどの心地よい天候が続いている。

 朝 6時半、松江区の寮にて自然起床。何の脈絡もなく突然目覚めた。例によってトイレだけ行って二度寝を試みようとしたのだが、全然眠れないのでそのまま起きる事にした。そりゃそうだ、昨日寝過ぎなのだ(笑)
 いつもの様に Radikoで J-Waveを聴きながら、のんびりと右肩のストレッチ(五十肩なのだ)なんかして朝を過ごし、午前 9時には徒歩 10分の通勤。

 出社後もほぼイツモ通りで午前中はデスクワークと部内研修の講師であっという間にお昼。

 昼休みに同僚に「ちょっとスタジオに来て欲しい」と呼ばれたので何かと思ったら、最近覚えたドラムフレーズを聴いて欲しかったらしい。なんだカワイイじゃないかw
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 彼はほんの半年くらい前まではドラムなんて見たことも触ったことも無かったのに、今は楽しくて仕方ないらしい。まだ 24歳?だったかな。若いって素晴らしい。

 さて、午後フツーに仕事していたら、急遽会議に呼び出された。なんと!ワタクシが今年の 2月くらいから担当していた某 PJをクローズするとの事(凹)え〜!!!
 なんだよぅ。。。。また多くの『ボツ曲』が出来てしまったじゃないか。あー勿体ない(悲) 去年担当した某 PJも半年くらいでポシャったので、ワタクシがこの会社に入ってもう直ぐ 1年が経とうとするけど、自曲が収録されてマトモにリリースしたゲームはまだ一つも無いのだよ。嗚呼…実に残念。

 ま、でも中途半端に売れないゲームをリリースして、後の運営面で体力を消耗するよりは、ドラスティックにスパッと切って次に舵を取るのは悪いことではない。オンラインゲームは作って売ったら『おしまい』では無く、そっからスタートなので、その後の運営の方が時間もお金もかかるから大変なのだよ。これが昔のゲーム制作とは最も違う点だな。

 サスガに半年分の自分のボツ曲を目の前にして暫し茫然としたが、ま、ゲーム会社的には『良くある話』だし、ベンチャー企業と違って戦略的判断ゆえ借金とか潰れる心配は皆無だし、ツラいのは『クリエイターの心の痛み』だけで個人的な損害も無い(給与は普通に固定給で出てる)から良しとしなきゃね。

 若い頃だったら怒り狂って一気にヤル気をなくして「やってらんねーよ!」って感じになったモノだが、今じゃ『こんだけコストかけてチャラにしても潰れないなんて、ほんと有り難い話だわ』とか考えちゃってる最近のワタクシ(笑)いやはやトシですなぁ。(でもメインチーム側は相当キているらしく「辞めてやる!」とか騒いでる輩も居るらしい、若いって素敵)

 何はともあれ、数年かけて進んでる大型 PJの方じゃなくて良かったよ。あっちの大型 PJは日本の某著名作家さん等にも発注してるし、ワタクシの音楽仲間にも多くの曲を発注しているので、アレがポシャったらシャレにならんからね。

 さて、なんだカンダ言って、今日はヤル事が無くなってしまったので早めの帰宅。

 外に出たら雲の流れが早く、雲の間から綺麗な星が見えたので「iPhoneじゃ映らないかなぁ…」と思ったが頑張って撮って見た。シャッタースピードは 5秒くらいかかったけど、綺麗に写ってるじゃ無いか!何気にちょっと感動。(ブログに上げたらサムネが小さくて見えなくなっちゃったw 左上の方を拡大してみて!)
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 iPhoneのコンピュフォトすげーなホント。真っ暗だった建物も昼間の様に明るく写っていた。これぞコンピュフォトの為せる技ですな。いやはや天晴!
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