土曜日、上海は晴れのち豪雨のち曇り。気温は 36度。
朝 7時半、黄浦区の自宅にて自然起床。諸々準備して息子を連れてまずは陕西南路の駅に行って証明写真を撮る。9月から始まる新学期（というより中学進学だな）に伴い、彼の証明写真が数種類必要となるらしい。駅にある自動の証明写真マシンにて撮影。
その後は地下鉄 10号線に乗って伊犁路駅で降りて、古羊路にある LL Barに向かった。先週はヤマハのグレードテストの試験管業務で土日が全部埋まってしまったので、二週間ぶりに息子のレッスンである。
まだ子供なので譜面は必要ないか？とも思ったが、逆に小さいウチから慣れておくと良いかとも思って今日は譜面中心に教えてみた。今の所!? 特に拒絶反応は無い様だ。
終了後は丁度正午だったので 2Fのビストロフィオーレに上がっていって二人で食事。
そして妻の分を別に打包（持ち帰り）オーダーして、それを持ってタクシーで帰宅。
帰宅したらどうやら今まで家が停電していたらしく修理のおじさんが帰る所だった。真夏の停電はエアコン止まるからシャレにならないので、妻が直ぐに修理を呼んだらしい。
結局、原因は不明だが、見えない所にある大元のブレイカーが落ちていたそうな。ウチは老房子なので、火災防止の観点からか、サーキットブレイカーが 4つも有るらしい。そんな事、今日初めて知ったよ。まず家の中に一つ（これは家庭によく有るフツーのブレイカー）そして外に２つ（一つは昔ので、もう一つは新たに取り付けられたスマートブレイカー（電力計の値を電波で飛ばして自動的に電力会社に報告する仕組みらしい）そして、最後に今日気付いた大元のオレンジ色のケースの中に入っていたブレイカーである。見た感じ新し目だったのだが、イツ取り付けられたのか不明。まーったくもぅ。人騒がせな仕組みだ。
一旦帰宅後は少しだけ家でノンビリした後は、15時には家をでてシェアサイクルにて陆家浜路にあるリハスタ『Rock Shanghai』に向かった。
そして 1スタにてオルタナバンド『Kill Automation』のリハを 2時間。
終了後は、ワタクシは次のバンドリハまで少々時間があったのでメンバーと一緒に夕食に行く事に。次のリハも同じスタジオで、しかも同じ 1スタだったし、老板に確認したら、それまでこのスタジオを使う別のリハは入っていなかったので、楽器類を全部放置して手ぶらで出かける事にした。ありがたい！
3人でシェアサイクルに分乗して、向かったのは前にも行った日本料理『酒神』ここの料理も結構美味い。
そして食後はまた Rock Shanghai まで戻って、19時半からは『黑莉莉（Hey Lily）』のリハをみっちり 2時間。気付けばまたメンバーが変わっていてびっくり。
このバンド、メンバーがコロコロ変わるので有名なのだw 前回のライブ終了時点で「ギターが変わるカモ」という話は聞いていたが、今日スタジオに入ってみたらワタクシとヴォーカル以外『全とっかえ』だった（爆笑）なんじゃこれ。ウケる〜。
すげーな。このドライな!? 考え方がやはり玄人っぽい。基本は一人であとはサポートミュージシャンなんだよね…きっと。やっぱり後ろで耳打ちしてるプロダクションが有りそうでオモロイわ。（比較的レベルの高いトラが、常にすぐ見つかる…というだけでも相当凄いと思う）
このバンドでは数曲打ち込みがあるのだが、Macのみならず Audio I/Fも自分で持ってこなきゃならないから何気に面倒なのだが、誰もやらないので仕方なく自分で対応。でもオケ有りってマニピさん居る現場じゃ無い限り、自分で操作した方が絶対的な安心感があるのは事実だな。機材に関してもね。
そんなワケで本日は自前の MOTU Ultra-Lite mk4にて SEQ出し。
MOTUは相性問題？等々で嫌がる人が多いけど（特にWinユーザー）、ワタクシは結構好きですよ。Macで使う限り現場でトラブった事は皆無だ。柔軟なルーティングができるので超便利だし。ボディが頑丈な割に、サイズが小さくて重さも軽いから助かる。
リハは恙無く進行。新しいギタリストは二人ともカナリ上手くてびっくり。ベーシストの練習不足は否めないが、つい最近加入が決定したらしいので、そりゃ突然 9曲も覚えられないわな。
調子に乗って派手に叩きすぎてまた一本折ってしまった。あ〜あ。Hey Lilyは少し太いの使うかなぁ…。悩ましい所だ。
リハ終了後は、メンバーたちは食事に行くらしいのでその場で別れ、ワタクシはノンビリと片付けをして（持ち込みシンバルやらツインペダルやらシーケンス用の機材等で荷物が人一倍多いのだ）最後にスタジオの老板に挨拶に行ったら、珍しく彼らが事務所で宴会していて「せっかくだから一緒にどう？」なんて言われたので、喜んで参加したのは言うまでも無いw
最近、こうして中国の音楽関係者との繋がりがどんどん広がっていくのが楽しくて仕方ない。 去年の 9月に完全中国ローカル企業に転職して100％中国語の環境になってから、どうやら知らず知らずの内にワタクシの中国語のヒアリング能力が上がっているらしく、最近は全然フツーに中国語オンリーの宴会に何の気兼ねもなく顔を出せる様になってきた。昔はやっぱり言葉の壁があって半分くらい理解できない事が多かったので、お互い遠慮しちゃうから敬遠していたのだ。もちろん今でも全然完璧では無いのだが、昔に比べるとほぼほぼ理解できるので会話も困らないしね。
スタジオの老板は流石に上海のロックシーンの変遷をよく知っていて、なかなか奥深くて話をしてて実に面白かった！ いつかワタクシも「そういえば 2020年頃に色んなバンドに首を突っ込む変な日本人オッサンドラマーが居たよね！」なぁんて語られる日が来るのかなぁ？ …なんて思ってらチョット嬉しくなった（どうやらワタクシ既に一部では結構有名らしいw あはは）
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