水曜日、上海は快晴、気温は 20度！小春日和とはまさにこの事。実に暖かい一日。
朝 4時に五十肩の痛みで一旦目覚め、トイレだけ行って二度寝し、次に目覚めたのは午前 8時である。丁度良い時間だったので起床して、ノンビリと朝の準備してから午前 9時過ぎに寮を出て徒歩 10分通勤にてオフィスへ。
午前中はデスクワークと部内研修の講師であっと今にお昼。
昼食後は、今日は松江本社の全社員の強制 PCR検査である。ここ数日、いよいよオミクロン株が上海でも猛威をふるい始め、感染者が急増しているので、我々の様な 1,000人以上の規模のオフィスで、もし仮に 1人でも『無症状感染者』が居るとシャレにならないから!? 一斉に検査する事になったのである。
本日の上海での感染状況はこんな感じ↓（日本語版サイトがあったので掲載）
mp.weixin.qq.com
中国では実名こそ出さないものの、年齢と性別と住所は晒されるので、近所の人は誰が感染したか直ぐにわかってしまう…という（苦笑）
…てなワケで、昼食後に他の社員らと共に一階ロビーに並んで順番を待っていたのだが、防護服の係員から「待っている間に WeChatの健康云のアプリで PCR検査の QRコードの画面を準備しておいて下さい」と言われたので、色々とトライしてみたが、なんと！全然上手く行かないじゃないか…（困）
このAppは、初回は諸々基本情報を登録しなければイケナイらしく色々やってみたのだが、どうしても一箇所だけ『生年月日』のエリアだけ選べない（タップしても何も反応しない）ので、次の画面に進めないのだ（困）
この『健康云』というAppは、ワクチン摂取の際にも必要で、以前摂取した際に基本情報は入力済みなので、殆どの情報が予め記載された状態で表示されるのだが、下の方にある自宅住所と会社名情報は普通に入力できるのに、この赤で囲った生年月日部分だけはどうやっても開かないのだ。
試しにそのまま無視して一番下の『登録』ボタンを押しても、直ぐに『生年月日を入力して下さい』というエラーが表示されて先に進めない（泣）
これは想像だが、中国人の身分証明証番号には数字の中に生年月日情報が含まれているので、多分この番号から自動的に読み込んで表示させるプログラムになっているのだと思われる。故に外国人は身分証明証番号がパスポート番号ゆえ正しい生年月日情報がひっぱり出せないから、自動的に穴埋めする事ができないんじゃないかな？ で、そんな事が想定されていないプログラムなので、自分で修正ができない…という。実にありがちなバグ。
そうこうしているウチに、順番はワタクシの番になってしまったので、PCに QRコードを登録している防護服のスタッフに諸々事情を説明したら、「あ〜あなた外国人？それならセンターの方に直接行って登録してくれる？」とぶっきらぼうに言われて戸惑う。「え？センターって何の事ですか？どこに有るのですか？」と尋ねると、面倒くさそうに「すぐ近くだよ。 50mくらい先。外に出て左！」とだけ宣うじゃないか。なんじゃそりゃ？
出たよ〜中国的超絶不親切対応。。。。
流石に意味がさっぱりわからなかったので、近くにいた同僚に色々と細かく聞いてもらった所、どうやら松江区のこのエリアの最も近い『一般 PCR検査場』がウチの会社の隣の区画に有るらしく、そこに行って一般検査として対応してもらってこい！という事らしい。なんとまぁ…。
仕方なく、同僚一人に通訳として付いて来てもらい（もちろん彼も全く日本語はできないのだが、ワタクシとは長い付き合いなので、わかりやすい中国語に直してくれるから意思疎通はスムースなのだw）隣の区画まで行って、彼に細かく事情を説明してもらう。
すると「まずお金払って！質問はその後きくから！」との事。本来はウチの会社の経費で全社員検査するので費用は会社負担なのだが、まぁ一歩外に出てしまえば一般人と同じだものね。そりゃそうだ。
仕方なく 40元払ってとりあえず表の登録エリアの窓口に行って、超絶不機嫌そうな女性スタッフにウチの同僚が細かく説明した所、ただでさえ不機嫌そうだった女性の額により深い縦皺が刻まれ、そこから何度も押し問答？が始まるじゃないか。あーメンドクサ。。。まぁ中国では良くあるシチュエーションなので、詳細は彼に任せて申し訳ないがワタクシは手も足も出ないので俯瞰して成り行きを見守る。約 10分くらいして、なんとかその場で PCに向かって手動で打ち込んで登録してもらえ、ようやくフツーに試験管みたいな器を貰えた。いやぁ…彼が居なかったら絶対対応できなかったよ。まーったくもぅ。こういう『お役所系？』の中国人スタッフの対応は、いつになっても直らないねぇ（苦笑） 彼らは『イレギュラーな事態』が発生すると、自分に降りかかった不幸!?の様に、どんどん不機嫌になるから余計に時間がかかるんだよ。まーったくもぅ。
何はともあれ、無事に綿棒を突っ込まれて解放された。ふひー。疲れたわ。
帰りに「結果はどうやって知るのですか？」と聞いたら、ぶっきらぼうに「この看板の写真を撮って後で自分で確認して」とだけ宣う。
どうやらこの検査会場専用のAppをダウンロードして 24H後くらいに自分で確認すれば良いらしい。なるほどね。ま、何はともあれ終わったから良いや。無駄に疲れたわ。
午後は 15時から同僚達の『昇進テスト』の試験官である。本日は３名。年に一度、上長が選んだ『昇進させても良い』スタッフをピックアップし、彼らにこの一年で出した成果についてプレゼンテーションさせ、专家群（つまりワタクシを含む専門家職種の人たちと部長職クラス）が、細かくチェックして結構厳しく評価するのだ。中々よくできた人事システムである。
いやぁ…中国の会社は昔と違ってホント『ちゃんと』してるよ。ワタクシが昔所属していた企業なんかは、エコ贔屓とかが普通に蔓延ってたけどね。今は不正ができない様に複数の人間でデジタルにジャッジする仕組みになってるらしい。そりゃそうか、全部で 1,500人くらい社員が居るんだものね。定量的に判断する基準が必要なのは確かだな。
そんなこんなでバタバタで、気付けばあっという間に 18時過ぎである。今日は殆ど全く何もできなかったな。まいっか。
同僚たちと食堂棟まで歩いて軽く夕食をとった後、ようやく自分の仕事を開始。
しかしあっという間に 21時半を回ってしまったので、そのまま全ての電源を落とし徒歩 10分通勤にて寮に帰宅。
帰宅後は例によってザッと熱いシャワーを浴びてからワイン片手に日本のサーバーで録画しておいた『ニュース7』と『WBS』をのんびり観て過ごす。
あ、そうそう！本日来た情報によると、今週末に育音堂の二号店（公園店）で行われる予定だった黑莉莉 Hey!Lily!のライブだが、会場の都合で中止となってしまったらしい。上海市内にて急激に蔓延するオミクロン株に伴い、念のためイベント自体をキャンセルする…との事。
残念だが仕方ない。まぁ今はちょっと危険な時期だものね。
午前 1時、ちょうどボトル半分で、良い感じに酔っ払ったのでそのまま就寝。
どうか今日の PCR検査で、ウチの会社から一人も陽性者が出ません様に！ もし出たら会社丸ごとそのまま全員隔離だからね。それだけは勘弁してもらいたい所。
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