中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

また抗原検査

 火曜日、上海は晴れのち曇り、気温は 18度。

 朝 8時半に目覚ましで起床。五十肩は相変わらず痛くて目覚めると両肩が凝りまくってパンパンである。
 例によって Radikoで J-Waveを聴きながらサササっと準備して午前 9時過ぎには寮を出て徒歩 10分通勤にてオフィスへ。

 何故か今日は異常な程に出社してる人が少なくて怖くなった。どうやら松江の市街地で一斉に検査しているらしく、ウチの社員が多く住むエリアなので、何だか半分くらいの社員が自宅隔離されてるっぽい。別に誰一人感染しているワケでは無いのだが、なんとも微妙な恐怖感が有る。

 フツーに朝のデスクワークをしていたら、午前 11時くらいに急に呼び出しがかかって、1階ロビーまで抗原検査キットを貰いにいく。今日の午前中に各自自分で検査して、会社のDB上にアップしなければイケナイらしい。
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 仕方ないから、涙目になりながら自分の鼻の穴に突っ込んでグリグリやりましたよ。もちろん陰性だったけどね。

 午後は明後日の会議に向けた資料作りに追われてあっという間に 19時である。

 今日は半数しか居ない同僚たちの中で、夕食に行くのは2人しか居ないので、たった 3人で夕食に向かった。社食も全然人がいなくてガランとしていた。

 食後は明後日の会議の資料に使うデモ楽曲に、ちょっとコーラスを入れた方が『それっぽく』聞こえるかと思って、サクっと準備してコーラスを収録する事にした。
 歌詞はまだ無いので適当に思いつく英語のフレーズをいくつか書き出して、自分で歌ってみる。まぁバックコーラスなので「なんとなくココはきっと歌なんだろうな」ってーのが分かれば良いだけだしね。

 本日のマイクは会社のデシケーターの中にあった AKGの C414 XLII である。
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 コレ軽いし小さいし、何よりショックマウントに取り付けるのがワンタッチで楽チンなので気軽に demoを録る時はカナリ良い。(U87はマウントに取り付ける時にひたすらネジらなきゃ行けないから面倒くさいのだ。高いマイクだし重いから落とさない様に超注意が必要だしね)

 録り音も申し分ない。若干ハイを突くくらいで綺麗に纏まった。さすが AKG。これも定番なだけあるw

 それに、しつこい様だが Pro Tools | CARBONはホントに何も考えずにサクっと録れるから良い。やはりレイテンシーが無いって別次元の便利さが有る(まぁそもそも昔から ProToolsの売りはTDMが大前提だったから、コレが当たり前なんだろうけど)
 でも普段 CARBONを使っていても、ソフトシンセにはレイテンシーが有るため、作曲やトラックメイキングの時は殆ど恩恵を感じる事は無いので、歌や生楽器の収録の際はやはり毎回感動しちゃうんだよね。。。

 今まで、Logicや、ネイティブ版の Pro Toolsを使ってた頃は、レイテンシーの問題が必ず発生するから、収録の時は外にミキサーを繋げなければならないし、仮にオーディオ I/Fにミキサーを内蔵していたとしても、その画面をどっかに出しておいて切り替えてコントロールしなければイケナイじゃん? でも CARBONはハードのほぼ全ての機能が ProToolsソフトウェアの画面上でコントロールできるから一々切り替えなくて良いのだよ。Mixウィンドウの一番上に出しておけば、ゲインコントロールからファンタムからフェイズまでヘッドアンプのコントロールが全てココだけで出来ちゃうワケさ。
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 つまり昔のアナログ卓みたいに、インラインでトラックをフリップして、裏側にレコーダーのトラックを立ち上げていく様な感じ? Recスイッチ一つでひっくり返ってくれるから超便利なのよ。

 しかも、収録時に使うリバーブも、歌録り用とミックスで別に準備しなくても、そのままニアゼロレイテンシーで本番のリバーブをそのまま送ってモニタできるし、何より、プラグイン挿しまくってEQやらコンプやら作り込んだ状態の音でモニタしながら、レイテンシー無しでリアルタイムにその音を聴きながら録る事だって出来るんだぜ?

 あ、そうそう! 因みに、誤解されがちなので念のため説明しておくと、ProToolsはフツーの一般的な状態ではプラグインの『掛け録り』というのは出来ません。録音するトラックにどんだけプラグインが刺さっていて良い感じにモニタできていても、それは最終的にプレイバックの段階でプラグインが効いてるだけなので、録音は基本的に入力直後の「まっさら」な音が録音されます。もし故意に『かけ録り』したいのなら、Auxトラックを作って、インプットをBUSじゃなくてinput チャンネルにして、そこにプラグインを立ち上げて、その出力をBUSにアサインして、再度 Audioトラックにルーティングしなければならないのだよ。

 なんとなく絵的に(見た感じが)インサートされてる様な雰囲気を醸し出してるので、Rec時に「あ、これ録音時にかかっちゃったらマズいな…」とプラグインをバイパスしたくなるが、これは不要ですぞ。(実はお恥ずかしながら、ワタクシも CARBONを使い始めて初めて知った機能だったりw)
 逆に言うと、せっかくニアゼロレイテンシーなんだし「プラグインで凝りまくった音をトラックに掛け録りしたいなぁ…」って時は、上記の様な『一手間』が必要なので注意!

 それと、一見便利だけど、個人的に『余計なお世話』と感じる機能としては、ファンタムの ON/OFFまで、セッションファイルに一緒に保存されてしまうので、ファイル保存前にファンタムを切っておかないと、次に立ち上げた時に勝手にファンタムが入るから注意!(ちょっとファイルを開いてみる際に、インプットに何が繋がってるかなんて一々気にしないじゃん?勝手にファンタム上げるなよなぁ。ホントおっかないわコレ)

 そんなこんなで、気付けば 22時前だったので、慌てて全ての機材の電源を落として寮に帰宅。

 帰宅後はザッとシャワーを浴びようと思ったのだが、フト思い出して、シンガーソングライターのモリシゲさんに教わった『11分の痩せるダンス?』という YouTube動画を見ながら真似してやってみた。

 ワタクシは五十肩で左腕が全く上がらないので、なんとも中途半端で格好悪いが、画面上の綺麗なお姉さんが色々と励ましてくれるから何となくモチベーションが続くんだよね。我ながらヨコシマだぜw 途中から息が上がって、じんわり汗までかいてきて良い感じである。確かにこれ毎日やったら少しは痩せるかもねw

 良い感じに汗をかいた後はザッとシャワーを浴び、スッキリしたかと思えば、今消費したカロリーの 4倍くらいのカロリーをお酒で補填してしまうダメ人間。あ〜あ。
 まいっか。何もやらないよりは多少マシだろうw
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