中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

そして上海へ

 木曜日、広州は曇り、朝の気温は 12度。最近、広州は朝でも一桁にならない。ほんと12月とは思えない暖かい気候である。

 朝 5時に目覚ましにて起床。昨夜寝たのは 1時半くらいなので、3時間半しか寝ていないが、今日は上海への移動日なので仕方ない。
 もちろん外は真っ暗である。老体に鞭打ってベッドを出て、さっそくスーツケースに色々と詰め込む。昨夜結構遅くまで仕事していたので何も準備していなかったのだ。あはは。
 とりあえず色々詰め込んで(とは言え上海は自宅なので服や下着類は全部有るから身軽なものだ) 午前 6時半にタクシー呼んで家を出た。
 中国では基本的に31日まで平日なので(今年は31日が土曜なので30日までだな)今日は平日である。つまり通勤ラッシュに重なると渋滞する可能性があるので、カナリ早めに家を出る事にしたのだ。

 今は、広州でも感染拡大が深刻で休んでる人も結構多いから、早朝だとタクシーも捕まらないかな?…と心配していたのだが、滴滴の Appで呼んでみたら 10秒もしないウチに捕まったので一安心。

 途中の高速道路が渋滞していたらイヤだなぁ…と思ったがこれも杞憂に終わった。むしろガラガラで肩透かし。

 そうそう、今日初めて知ったのは、高速道路の料金所も最近は自動化されてロボットがやってるんだね。びっくり。

 まぁ、今やほぼ100%スマフォで払ってるので、この方が間違いも無いし効率的で良いわな。頭いい。

 前回 1時間 10分くらいかかったので念のため 1時間半を見込んでいたのに、30分で着いてしまった(苦笑)ま、遅れるくらいなら早く到着した方がずっと良いけどね。それにしても早すぎw

 广州白云机场は人が少なくて笑ってしまった。そりゃそうだ、そもそも感染者が多いし、この時期移動する人は非常に少ない。

 T1は結構久しぶりかもしれない。

 手荷物検査場も比較的空いていたので、結構早く抜ける事ができた。ココは駐機場がカナリ広くて遠いので、先に歩いて搭乗口を確認。

 本日の器材は B737-800、

 3列+3列の比較的小さいタイプで、なんとなく懐かしい。

 座席に灰皿が付いていた。イツの時代の乗り物だよ?(笑)

 広州空港にしては珍しく、全くディレイ無しで、しかもちょっと早めに飛行機が動き出した。凄い! カナリ感動した。イツモこうだと良いんだけどなぁ。

 そしてウトウトと気持ちよく寝始めた頃に食事で起こされた。国内線なんだから食事なんか要らないっつーの。
 しかも今日乗ったのは上海航空の飛行機だったのだが、東方航空とのコードシェア便なので、ワタクシ的にワーストワンの『中国東方航空』の機内食だった(凹)

 嗚呼…安定してブレない不味さで感動するほどだ。东航は裏切らないね。ワタクシが今まで乗った各航空会社のエコノミーで一番不味いのは間違いないである。ワーストワンの地位は絶対に譲らないつもりらしい。

 とは言え腹が減っていたので食べましたよ。もちろん。

 フライトはエラく順調で、定刻通りに上海に到着。飛行機を降りた途端に寒さが染みる。まるで突然冷蔵庫に入った様な感じ?だったので携帯で気温を見たら、真昼間だったのに 7度しかなかった。今までずっと南国に居たのでチョット’新鮮。

 しかし、空港内に人が居なくて怖くなった。なんじゃこりゃ? ここはホントに虹桥机场ですか!?!? 凄く良く似たパラレルワールドじゃないの?


 平日のお昼の 12時ですよ!コレ。ありえあんわ。上海ってそんなにヤバい感じなの???

 半信半疑で外に出て地下鉄に向かったら、地下鉄の駅もご覧の通り。

 やはり爆発的な感染拡大の噂は本当だったんだね。広州よりずっと深刻な気がする。

 とりあえず地下鉄を乗り継いで最寄り駅からまっすぐ歩いて帰ったのだが、普段歩く道も殆ど人が居なくてゴーストタウンみたいだった。もちろんロックダウン期間はもっと酷かったんだろうけど、何より自分自身が外に出られなかったから『人が居ない上海』を実際に自分の目で見たことは無かったんだよね。
 今は隔離用の柵もどこにも無いのに、コレだけ人が居ないのでむしろかなり『シュール』な感じである。

 嗚呼…これから先の一週間、大丈夫かなぁ。すでに心配だわ。

 こうしてワタクシの正月休みが始まった。乞うご期待。
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