中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

突っ込まないと鳴らない

 木曜日、広州は晴れ、気温は 33度。

 朝 6時に自然起床。イツモ通りの朝の準備をして午前 9時過ぎに家を出て約 30分弱の自転車通勤エクササイズでオフィスへ。

 サウナから冷蔵庫のオフィスに入りカチンコチンになりながらオシゴト。
 で、ふと気付けば「あっ」という間に 21時半である。最近定時が 21時過ぎになった感がヒシヒシ。

 そうそう、そりゃそうと、先日購入してずっと仕事で使っているゼンハイの『HD 660S2』であるが、ようやく完全にエージングも終わって実用期に入ったのだが、最近気付いた事がある。

 このヘッドフォン、音量を突っ込むと別物になる!!!

 一皮剥けた様に劇的に良くなるので驚いた。なんじゃこりゃ??? ちょっと感動。

 逆に言うと、コレ、音量をある程度突っ込まないとマトモに鳴らない?って事かもしれん(苦笑)
 まぁモチロン耳が壊れるくらいの『爆音』を突っ込む必要は無いのだが、何かの作業をする際に『BGM』的に軽く流してるより、ちゃんと仕事で mixする時くらいまでガッツリ音量上げた方が、ぐっと『良さ』が出て来るのは間違いない。ほんと不思議。(CD-900STなんてある程度以上音量を上げちゃうと飽和しちゃって何がナンだか分からなくなっちゃうのにね)

 「ひょっとしてインピーダンスが高い(300Ω)からかなぁ?」なんて思ったのだが、最近の RMEのサウンドカードはハイインピーダンスに完全対応してるので音量が落ちることは無いし、ナンならコレよりインピーダンスの高い 350Ωの DT-990proは全くこんな事は起きないのだよ。

 「普通のドライバより振動板が重いのかなぁ?」なんて色々気になったので、改めてネットを調べてみたら、気になる事が書いてある記事をみつけた。

 どうやらコレ、振動板に厚みが不揃いなラミネート加工がされているらしい。そして何より、ボイスコイル(アルミ素材)を今までのシリーズのドライバよりも細い線を使って巻き数を増やしているそうな。そのクセ重量は今までのボイスコイルよりも軽く作っているらしい。それゆえ組み立て難易度が数段に高くなったため価格も2倍近い価格になった様だ。

 つまり振動板形状が複雑に(重く?)なって、逆にボイスコイルが軽くなり、且つ巻き数が多くなったので、理論上はマグネットパフォーマンスは上がったらしい(そう書いてあった)が、それって逆に言うと、ある程度電流を流さないとマトモに動いてくれないんじゃ無いの? という気がしないでもない。

 なんとなく腑に落ちて、余計にこのヘッドフォンが好きになったのは言うまでもない(笑)自己満だけどなw

 ボイスコイルが細くなったと言う事は、ひょっとしたら、突然の爆音とか不注意による電源 ON/OFFのクリックノイズ等で焼損してしまう恐れは有るかもしれないが、通常に使ってる上では、音量を上げれば上げる程アガる良い音がするのは確かだ(笑) しかも、オープンエアー型なので、面白いくらい音量あげても全然うるさく無いのだ。いやぁ…実に素敵。

 ま、耳を壊さない程度にアゲアゲで使って行こうと思うw
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