中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

KRKのV4を飛ばしてしまった

 今日も丸一日家で片付けである。結局、下の階は息子に占領されてしまったので、私のPCやら音楽系機材は最低限の物を上の階に持って行く事にした。
 まずはスピーカーなのだが、サスガにデカくて思いMSP7-studioを持って上がるのもナンなので、昔使っていたKRKを上で使おうと思ったのだが、巨大な変圧器はラックエフェクター類で使うため階下に置きっ放しなので、上は220Vで使わなければならないワケだ。

 そこで、以前確認した際、ヒューズボックスに切り替えスイッチの様な物がついていたので、私はてっきりコレはここを切り替えれば220Vでも使えると思い込んでいたんだな。


 そんな訳で、コレを220V-240Vのエリアに切り替えてセットして火を入れたら。。。。

 「プシュ」という音と共にヒューズが飛んでしまった。うーむ、中国に来てからこの音を一体何回聞いただろう? いやぁ…な予感がする。…というより、頭では即座に理解していたのだが、体がそれを認めたく無い感じである。

 「はぁ〜〜〜〜っ」…と火星まで届きそうな長いため息をついたのは言うまでもない。「こ〜んなシャレたヒューズボックスを使ってるクセにトランスはまさかのシングルなのかよ!」とかブツブツ独り言を言いながらリアパネルを外したら、案の定トランスは100Vオンリーの仕様だった。きっと元々の設計では2種類の電圧に対応する様に設計していたのだろうが、コストパフォーマンスを考えて専用トランスにしたのだろう。あ〜あ。覆水盆に帰らずとはまさにこの事。

 とりあえず最後の頼みの綱であるヒューズ交換をしてみる事にした。基板を見る限り、レギュレーターに焦げ跡も見当たらなかったので、ひょっとするとひょっとするかもしれない。もし先にヒューズが飛んでくれていたら、ヒューズ交換だけで助かるかもしれない…という期待があったからだ。

 そんなワケで、こんな事もあろうかと、この手の機材用のミゼット管のスペアを日本で買って来ていた記憶があるので、まずは捜索活動から開始する。引っ越し後の段ボールは全く整理されておらず、激しく手間取ったが、とりあえず見つけ出したので、セットして火を入れる。

 …が、ウンともスンとも言わない。

 「チーン」

 ご臨終ですわ。あ〜あ。スピーカーは靴下と同じで、片方だけあっても全く役に立たないのだ。単なる置物と化してしまった。
 今は時間が無いので修理は諦めた。今度帰国する際に時間があったら同じ名前の三端子レギュレータでも買って交換してみようと思う。それまでは置物だな。。。

 明らかに自分自身のミスなので誰も責められないが、中々ツイていないぜ(苦笑)