中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

ランボウルギーニと温故知新と酔っぱらい

 あっという間の金曜日である。帰りに道を歩いていたら、スゴいエキゾーストノートをたててランボウルギーニが横切って行った。
 …が、狭い上海の街である。ちょっと行けば信号に掴まる。歩いた方が早いのだ。あっという間に追いついてしまったのでどんな輩が乗ってるんだろうと覗き込んだら、どう見ても20代の女の子だった。スーパーカーでシートをこんだけ前にスライドして運転してるのも初めて見た。きっと背が低いのだろう。何とも格好悪い。

 ヲイヲイ、何でこんな家が買える様な車を、こーんな小娘が運転してるんだ? どんだけバブルなんだよ。汗水たらして働いてるのがアホらしくなる。

 その後、W部さんから電話があったので、家には帰らず直接YESTERDAYに行く。今日は何だか団体客が多く大入りだった。珍しい夜もあるもんだ。
 暫く、上海日本人ミュージシャンの相関図?じゃないが、誰と誰を組み合わせたら凄いバンドになるんじゃないか?みたいな話で盛り上がった後、午後11時くらいかな?私がトイレから帰って来たら、W部さんが電話をしていた。今日温故知新で演奏してるAyanoさんと話している様だ。で、フト私に「例のこの店の置きラッパある?」って聞くから「ありますよ〜」と返答したら、何か「じゃ行くわ」みたいな話をして電話を切っていた(笑)

 適当にグラスにある一杯を二人して飲み干してタクシーに乗って温故知新へ。今日はFantosong Ayano specialの演奏だった。そんなこんなでW部さんは駆けつけ一杯?じゃなく駆けつけ2曲の演奏である。
 私のトランペットがこんなに良い音するとは思わなかった。やっぱり吹く人によって楽器は化けるらしい。

 演奏終了後、皆でまったり飲んで、一人二人と減って行き、最終的にLiママと一緒に上海での飲食業の難しさの話で盛り上がっていたら、午前3時頃に何故か◎ケンさんから電話が入る。どうやら彼は我々と行き違いでYESTERDAYに行っていたらしい。だがどうも困った様子で「ちょっと…直ぐ来た方が良いカモしれません…」って言うから大体想像がついた。きっとウチの人が無茶苦茶酔っぱらってるんだろう…と。

 それからタクシーに乗って店についたら、予想通りの展開。妻が酔いつぶれていた。あ〜あ。またヤラかしてるわ…。仕方ないから担いで帰ったのは言うまでもない。いやぁ家が近いとは言え、荷物を2つ持ってトランペットのハードケース持って、人を一人背負って15分歩くのはサスガにキツい。しかもウチはエレベータ無しの老房子の4階なのだ。重かった〜(疲)腰を痛めるっつーの。