中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

Rolandの音が好きなのです

 火曜日である。今日は一旦真っすぐ帰ってメシ喰って子供と遊んだ後、風呂に入って、暫く部屋でネット見ながらまったりしていたら、イツモのお店の店長から「あなたの友達来てるよ!」との電話があったので、折角だから飲みに出かけた。

 そしてカウンターですがさんと二人で Mac話で盛り上がる。彼も最近買い替えを考えているらしいので、彼はデザイナーだし、ワタクシが買えなかった MacBookPro Retinaを激しくオススメしておいた(笑)


 さて、今日は写真ネタが無いので、ここ数ヶ月かなり気に入って使っているオーディオI/Oを紹介しよう。


 コレ、Rolandの Octa-Captureという数年前に出た I/Oなのだが、最近は専らコレ1台にカナリ傾倒している。今までプライベートで使った事のある安い民生機のオーディオ I/Oは、初代 Mboxに始まり、Digi002-Rack、Mbox2-mini、Digi003-Rack、Focusrite Saffire 24Proと色々な I/Oを使って来たが、今の所、どれよりもコレの音が好きだったりするから不思議だ。

 スノッブなオーディオファンや RME信者や PT信者には『は?ローランド?安物でしょ?』と笑われてしまうかもしれないが、ワタクシは実は個人的に Rolandのデジタルミキサーをカナリ高く評価している。

 実は大昔に某歌手のアルバム用の楽曲の制作中にウチのアナログミキサーが突如壊れてしまい、偶々その日は仮歌収録があったので歌手を呼んでいた手前、何とか急場しのぎで、横浜にあるイシバシ楽器まで走って、そこでで買ったデジタルミキサーが VM-3100というRolandの初期の民生機デジタルミキサーだった。
 コレは非常にオペレーションが複雑でクセがあり、使いこなせる様になるまでカナリ時間がかかったが、デジタルとは思えない程『低音』が素晴らしく良くて、結局本番テイクもキックやシンベはこのミキサーを使った程である。基本的に高域が落ちてるのでデジタル臭さを感じ無いというか、逆に言えば高域の解像度が低いのを誤摩化して、どっかしらデフォルメされていたのかもしれないが、それがワタクシ好みのツボに嵌ったのだ。

 この Octa-Catpureも例外ではない。プリアンプの音が非常に好きなので、最近は外のプリを通さずに寧ろコレだけで録っていたりする。
 Rolandは、この製品以前のオーディオ I/Oに関しては EDIROLブランドから出している事が多いのだが、コレは珍しく Rolandブランドである。しかも Made in Japanだったりして、Rolandの気合いを感じる変わった商品である。(気合い入れてるのかどうかは知らんが(笑))

 音のクセというか好みがあるのでヒトには両手離しでは勧められないが、個人的には超気に入っている大好きな I/Oだ。
 アナログミキサーに比べて、デジタルミキサーの『低音』に不満を感じてるそこのアナタ!是非試しに Rolandのデジタルミキサーや I/Oを使ってみる事をオススメする。高音域に比べると差が判りにくいので言葉では上手く言えないが、個人的には、何というかファットなのにプリッとした『腰』がある気がしてならない(笑)