中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

Mobile WiFiのバッテリー

 月曜日である。天気は快晴。昼は非常に暖かかった。
 昨夜、色々と夢とかビジョンとかの話をしたせいか、今日は何だか色々な事を考えた一日だった。勿論、仕事は仕事で忙しいのだが、ちょっとした隙間時間に窓の外を見ながらボーッと考えていたら、頭の奥で「カチッ」という音が聴こえた気がして『とある』決断をした。
 とは言え非常に小さな決断である。自分にとっては今までやりたくても『なんとなく』出来なかった事に関し、とにかく『一度やってみようかな?』という気になっただけだ。なんでかワカランが(苦笑)

 さて『サービス』って何だろう? 相手の事を思って行う本当の意味での『思いやり』とかって、きっと『サービス』とは違う気がする。身を削って行う慈善事業とかボランティアってスゴく立派だけど、立派な行為=精神世界に於ける献身行為だから、その行為に関してお金貰っちゃマズいでしょ。。。ってハナシになりそうだけど、実際そうなのかな?果たして。

 例えば音楽で生計を立てているプロミュージシャンがボランティアで演奏してくれるシチュエーションを考えてみよう。こういう場合『ボランティア』=『ノーギャラ』という意味では無いと思うんだよね。気持ちの上でノーギャラでも、出演者が移動するのにかかった費用なんかは、明らかに彼ら自身が持ち出しているから実際には彼らにとっては結構な『マイナス』なワケだ。そりゃ本人達から「思い入れがあるのでノーギャラでも良いからどうしても出演させて下さい!」と懇願されたならば別だが、それでも呼ぶ側(企画する側)は時間と演奏の手間はリアルにボランティアだとしても、他の経費を鑑みて、せめてプラスマイナス0にはして上げなきゃイケナイんじゃないかな?ホントは。。。。なんてフト思ってしまったのだ。

 話は違うが、自分が友達の為に『相手が嬉しい』あるサービスをしたとしよう。でもお金の話をすると何だかイヤラシイしチョット格好悪いから黙っていよう…これはあくまで『思いやり』であって個人的な『厚意』に過ぎないから。…と考えるのは自然な日本人の感覚だと思う。ただ、その中に『甘え』として真逆の『逃げ』が発生していやしないだろうか??? って考えたらチョット怖くなったのだ。

 「無料だから多少の不具合は勘弁してよ」とか「思いやりに多少のキズが付いてても無料だし別に許してくれるでしょ?」という感じで、評価を甘くしてもらう為に、無意識に敢えてそうやってないかなぁ? お金を貰うという行為によって、明らかにその対価に見合ったアウトプットを相手に差し出さなければならない『責任』が生じるワケだが、じゃ貰わなければ責任無いの? …と言ったら、それは言い逃れとか『甘え』に過ぎない気がする。
 そんな事を考えていたら、どんな行為も、もし『自分が自信をもって行っている行為』が、サービスとしてヒトに喜ばれるならば、それに対してお金を貰っても別に良いカモしれない…と急に思えて来たのだ(笑)少なくとも経費分くらいはね。今後、自分が自信と責任を持って遂行していく為にも。。。
 勿論対価に見合わなければヒトは去って行くだろうし、その時になって初めて自分の技量不足を痛感するんだろうけど…。でもキッカケが『無料』ってお客様からしてみれば有り難い事だから、最初の印象が必ずプラスに転じるワケで悪い評価が出づらいのは自明。だからそこが心地良くて胡座かいちゃうんだよね、きっと。
 でもコレって完全なる『自己満足』の世界だわな(苦笑) 興味がある事ならば多少なりともストイックな方が良い。
 逆にサービスを受けてる側にも「もっとこうした方が良いと思うケド、タダで使わせてもらってるから文句言えないし…」みたいな変な気遣いが生まれたりしたら、サービスがより良くなる方向のキッカケそのものを失っている事になりかねないしね。


 さて、写真は例によって本文とは全く関係ない。先日『不夜城』で購入した電池。これ、3G回線を使ってWiFiアクセスポイントを作る所謂モバイルルータ用のバッテリーなのだが、最近10分もモタなくなったので、スペアを購入しに行ったのだ。…とは言え非常に古い機種ゆえ、最近のスタンダードであるリチウムイオンでは無く、リチウムポリマーバッテリーだったので、「無きゃ諦めよう」とダメモトで行ったのだが、フツーに置いてあった。しかも格安だったので2つ買ってしまった。サスガ不夜城(笑)

 あ、因みに後で知った事だが、リチウムポリマーの方が技術的には新しい技術らしい。ニッカドやニッケル水素と勘違いしていた(汗)