中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

TV収録とお散歩

 日曜日である。でも朝一からオシゴト。今日は何と中国の TV収録なのだ。SMGグループの『荽动漫』というアニメ系のチャンネルがあるのだが、この中でアニソン歌番組のコンテストを行う事になったらしく、それの審査員として何とワタクシに声が掛かったのだ。(アニソン=殆どが日本語の歌なので、昔某ゲームで歌っていた日本人のワタクシに声がかかった…という(笑))
 そんな訳で、日曜だというのに朝9時からライブハウス MAOに向かう。到着後、とりあえず控え室として 2Fにある VIPルームに通された。中には SNH48のメンバーの一人とマネージャーさんが居たので簡単にご挨拶。彼女も今日の審査員の一人らしい。

 VIPルームからは下の様子が見えるのでステージや音響を見ると、ヒトは居るものの収録にしてはヤケに少ない。あれ〜?


 不思議に思いスタッフに訊いてみたら、今日はこのホールは使わないとの事。「ん?じゃ、ドコで演るの?」と訊いてみたら、なんと廊下の奥に超小さなステージと最小限の機材の様なものがあった。あはは(笑)

 MAOは何度か出演した事があるので、内部レイアウトは大方知っているつもりだったが、こんな場所があったなんて全く知らなかった。まぁ、そりゃそうだわな。確かに、素人さんのコンテスト(しかも決勝では無く、第一戦らしい)に MAOを使うなんてヤケに金掛かってるなぁ…なんて思っていたのだよ。なるほど、こういう事でしたか(笑) でも、御陰様で一気に気が楽になったのは言うまでもない。
 とは言え、本番は一応 TVの収録なので結構緊張した。審査員は私と SNH48のアイドル 1名(ごめんなさい名前わからん)と、PPTVのエラいさん(らしい)の3人。
 本日のステージで歌う子は全部で 12人。コレを 4組に分けて歌う。そして一組が終わる毎に、全員をステージに上げ、我々が一人ずつ全員に対する感想を述べる訳だ。(ワタクシのみ通訳有り)
 審査員なんだから当たり前なのだが、歌が終わるとイキナリコッチに向かって明るい照明が点き、結構至近距離までカメラが寄って来る訳だ。イマドキのデジカムは小さいので昔の様な威圧感こそ無いものの、ど〜もカメラの方をチラ見したくなる衝動に駆られるから不思議だ(勿論、一応最低限のマナーは心得ているのでカメラは見なかったが、コレってきっと目線を感じた時にそっちを見てしまう本能みたいなモノなんじゃないかなぁ?…なんて思った)
 何はともあれ、約2時間に及ぶ収録は無事終了。いやぁ…久々に嫌な汗かいた。
 終了後は別室に移って、SNHの子と二人で写真撮影やら簡単なインタビューやら。どうやらコッチは Web系の動画サイト用の収録らしい。コレが終わって、ようやく本日のオシゴト終了。ふ〜っ。編集があるので放映はカナリ後だと思われるが、どんな風に使われているのか放映がちょっと楽しみ…かな。(カットされまくり…とは思うが(笑))
 会場の外に出たら蒸し暑くてびっくり。急に腹が減って来たので田子房まで歩いて、PRONTOで一人パスタランチ(88元)を頂く。パスタが巨大で一瞬引いたが、味は美味しかった。

 帰宅後はまだ時間も早かったし、タマには家族サービスする事にした。GH4を持って息子と一緒に近所の公園まで散歩に行く。公園には不思議な花が沢山咲いていた。

 GH4に20mmのパンケーキ(つまり35mm換算で40mm相当)を付けていると、面白い写真ばかり撮れるので無駄にシャッターを押してしまう。何だろう?この不思議な遠近感は…実に楽しい。

 どーでも良いが、公共の公園に植えてある木に自前で作った(であろう)ハンモックを吊るして寝ているヒトが居た。サスガ中国。何でもアリですな(笑)

 さて!本日は宣伝があります。今、発売中の雑誌『ジャズ批評』2014 / 7月号(180号)に、YESTERDAY PUBと、ワタクシの事が掲載されているそうです!日本在住の方は是非読んでみて下さい!!!『明奈の上海便り』というコラムだそうです。
http://www.jazzhihyo.com/magazines.html