中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

サーバーのHDD交換

 土日、ようやく検査のストレスから解放された何も無い完全なオフである。
 上海の病院で胃の外側に大きめの腫瘍が見つかって急遽帰国してからというもの、数日おきに病院に通って細かい検査を受け、転移していないか(転移するタイプの腫瘍じゃないか)体中を調べられ続けていたので食事制限も相まってサスガに疲れが溜まっていた。
 今のところ転移は見つかっていないらしいが、まだ全ての検査結果が出ていないらしく、最終的なオペの日程が決まらないので少々ウンザリしている。「もう病気は病気で降参するからサ、早く手術して下さいよ…」と思う今日この頃。このままだと余計な事ばかり考えて先に気が滅入ってしまう。まぁ丁度お盆の時期だし、有明病院は常に満床状態らしいので、病室の空きと先生のスケジュール調整に手間取っているらしいが、待たされる方もナニゲにツラいのですよ。

 ま、何はともあれ土日は病院から電話がかかってくる事もないので、気分転換にサーバのメンテナンスを行った。
 ウチのサーバは上海に住む友人達も使っているため 24時間 365日ずーっと動かしっ放しなので定期的なメンテナンスが必要で、特に消耗部品(冷却ファンやハードディスク等の回転部品)は定期的な交換が必要なのだ。
 電源を落として CPUクーラーの掃除をして各冷却ファンを外して清掃。そして交換時期に達しているものは全部交換した。そして今回はメインのデータ HDDも丁度2年経っていたので交換する事に。
 写真は今回買った TOSHIBA製の HDD。今何かと話題の!?東芝さんである(笑)


 使用する HDDのセレクトは毎回悩む所だが、長年サーバを運用していて経験から学んだのは、サーバーとして最も重要視されるべき『耐久性』に関しては『運』と割り切るしか無い…という事だな。いくらメーカーの評判が良くても製造ロットによって死ぬモノは死ぬからね。このビッグデータ時代、メーカーの HDD大量生産も尋常では無い。そりゃロットによるバラ付きは少なからず有るのは自明だ。
 そんなワケで、ワタクシの個人的な意見としてはウチのサーバで重要なのは『速度』と『発熱』の2点に絞られる(ファイルサーバでは無くバケツ用途なので『容量』はそれほど重要ではない)わけだな。
 中でも『速度』が最も重要で最近は Full HDの映像を扱う事が増え、サーバ上でエンコードしてから上海に送る事も増えてきた。フルハイの長時間映像をエンコードしながら、同時に上海からの数多くのVピーNセッションを捌きつつ、且つ地上波の録画等を同時に行う事も多々ある。エンコードが終了したものは FTPで自動的にバッチ転送をしているし、あ、そうそうコレは Webサーバも兼ねているではないか…。故に CPUの負荷もさる事ながら HDDの負荷が結構高い。
 つまり HDDは多少動作音がうるさくても速けりゃ速い程良いのだ。ただし高速な高回転 HDDは発熱の問題と背中合わせなので夏場は結構悩ましいケドね。
 今回選んだ東芝製の HDDはネット上では『動作音がウルサい』と非常に不評ではあったが、HDDのクセに 200MB/sオーバーという多くの書き込みを見たので選んでみた。発熱に関しても少々心配だったので HDDの冷却ファンを今までの 3,500rpmから 4,200rpmのモノに変更した。コレで多少はマシだろう。

 下の写真は今まで使っていた Seagate製。自分で貼った導入日を見たら 2013.2.15だった。これ2年前の最速?である(たぶん) 今までノントラブルで良く頑張ってくれた(これから暫くはホットスワップ用のバックアップディスクとしてカートリッジの中で暮らす事になる)

 その前の HDDも残っていた。これは WDの低回転モデル。この頃は発熱ばかり気にしていた記憶がある。色々とその時々の思考の過程や工夫があって我ながら面白い。日々研究と実験ですな。

 全てのデータを新しいディスクに移動して動作確認。問題なし! これから暫く頑張ってよ!東芝くん。