中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

音楽三昧の一日

 土曜日、上海は曇り。今日は音楽三昧の一日だった。午前11時に静安寺の YAMAHAさんに行く。今日はここで毎週行われているゴスペル教室の後に、ドラムの体験会が行われる事になっているのだ。先般、視察に来た際、ハイハットスタンドのパーツが一部無かったので、自前のスネアと共に一緒に持ってきた。ココでは普段はエレドラを使って教えているので生ドラムのセットはあまり使わないらしい。

 軽くセッティングをした後、開始時間まで結構時間があったので生徒の皆様と今回この体験会を企画した N澤さんと十数人で一緒に食事にでかける事にした。本日向かったのは胶州路に新しくできた焼肉やさん『NIKU29』である。どうやら出来たばかりの様で内装はまだ綺麗だったし、何より空いているのが良い。お料理はイワユル韓国焼肉だったがどれも結構美味しかった。ココは穴場かもしれない。

 その後は教室に戻ってドラムの体験会開始。色々と教えながら生徒さんに『生ドラム』を体験してもらった。ドラムという楽器自体、普段は遠巻きにしか見た事がない人もいて、触るのは初めての人が多く、皆さん目がキラキラしていた。
 残念ながら私が講師なので体験会の最中の写真は1枚も無いが、予定していた 60分の体験会を遥かに超える約 90分の体験会は無事終了。疲れたけどドラムの魅力が少しでも伝わった様で嬉しい。
 続いてトランペットの体験会に入る。ずらーっと並んだ色々な形のトランペット。ワタクシも写真では見た事あるが実物を見るのは初めてのモノが多い。また、N澤さんが実際に同じフレーズを吹いて比べてくれたのも音色の違いが良くわかって新鮮だった。

 生徒の皆さんは最初は中々音が出ずに苦労されていたが、10分もしない内にみんな音が出る様になった。すごい!何だかこういうのって感動するよね。

 続いては前田先生の Sax講座。リードの付け方なんて恥ずかしながらワタクシも知らなかった。我々の様に長年音楽に携わって来ている人間にとっても新鮮だった。

 そして、全ての体験回が終了した時点で、今度は我々のリハーサルに入る。今夜、温故知新で行われる駐在員ライブに急遽出演する事になったのだ。
 YAMAHAさんにある生ドラムはとても品質の良いステージカスタムで、普段は全然使っていないらしいのだが、タムが4つもあり、フロア入れると5つになるので、折角だから今日は全部使って往年のフュージョン的なセッティングをしてみた。

 昔憧れていた、懐かしの YD9000RD?みたいで嬉しくなった。
 そしてリハ終了後はタクシー二台に分乗して直ぐに温故知新に移動。ココに来るのは入院以来約半年ぶりである。早いものだ。せっかくだからまずは腹ごしらえにオムライス。

 皆さんの演奏を聴きつつ PAでお手伝い。


 最後に我々のフュージョンバンドが出演(自分が出演しているので写真は無いが…)気付けば、お昼のドラムの体験回に出席してくれていた生徒さんも何名か観に来てくれた。いやはや有り難い!
 そしてセッションタイムに入る。今日は中々見られない珍しい構成で楽しかった。

 午前1時、店を出たら雨が降っていた。いやぁ…長い一日だったけど楽しかった。
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