中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

上海のブロガー達

 火曜日、上海は晴れ。ワタクシは風邪でダウン。数日前から「どうも疲れが溜まってて風邪ひきそうだなぁ…」なんて思ってたら、案の定!? 風邪ひいてしまった。久々に会社休んで家で寝まくった。お陰様でよく眠れたのだが、起きたら身体の節々が痛い。まーったくもぅダラしないったらありゃしない。妻や息子に移さない様に注意しなきゃ。
 さて、いくら風邪ひいたとは言え、一日にそう 10時間以上もぶっ通しでは眠れない物なので、夕方からはベッドの中で iPad弄って遊んでいたのだが、フト思ったのは、上海の音楽関係者でワタクシと同様にほぼ毎日ブログを更新している方は意外と少ないんだよね。何というか小説の『ショートショート』じゃないけど、毎日更新している方の記事を読むのはナニゲに楽しいもので、毎日ほぼ巡回ルートが決まっているのでタマには紹介してみようかな。
 ワタクシ的にはまずは大御所、モリシゲさんのブログ(http://plaza.rakuten.co.jp/281980/)をチェック。彼はシンガーソングライターで自分で作詞作曲をしてレコーディングまでしてアルバムを作ったりしているのだが、彼の凄い所は、まず「何でもやってみよう!」という心意気で、先日は動画に凝りはじめて自作自演のプロモーションビデオを沢山撮ったかと思いきや、今度は小説を書き始めてどっかの新人賞に応募してみたり、果ては最近では落語の世界まで入って創作落語を披露してくれたり…と実に多方面に精力的に活動されているのが面白い。毎日のブログの最後には必ずちょっとした駄洒落が入ってるので、個人的には朝一でコレに評価点を付けるのが日課だったりする。
 そして次にファンファーレの M松副社長のブログ(http://www.fanfare.sh.cn/muramatsu.html)をチェック。最近何故かこのサイトだけ中国のネットからは直接読めなかったりする事が多いのだが、VピーNを繋げば見る事ができる。彼はオフィシャルでもプライベートでも大変お世話になっていて、まぁ言わば音響方面ではお仕事を頼んだり頂いたりしている同業者でもあるのだが、ワタクシが見たことも無い様な卓のインプレッションとか直ぐに上がっていたりして良い情報源になっている。また、彼のブログは基本的に『独り言』的な世界観で、誰に言ってるのか判らない部分が妙にツボる事があって面白くて好きだったりする。たまに意味深な事を書いてる事があるので、この『行間』的な部分を深読みするのが日課
 そして最後は、同じくファンファーレの K尻社長のブログ(http://www.fanfare.sh.cn/kawajiri.html)を読んで巡回完了。ひょっとすると社長のブログが最も歴史が古いんじゃ無いかなぁ?何回かサイトは引っ越ししていたりするが、実は結構昔から読んでいる。 彼の文体は結構特徴があって、24節気から始まる事が多いのだが日本を離れてると 24節気なんて全然気にしないから今日が何の日かはこのサイトで知る事が多い。何というかご本人はどちらかというと寡黙な方なので、良い意味で『口下手』なヒトのブログはとても面白い。普段からこういうロジックで考えているの?というのが知れるのが良い、文体から感じられる風景や音はとても静かなのに辛辣で強烈にシニカルな所がとても好きだったりする。別にそんなに凄い年上というワケでは無いのだけど、大好きだった『昭和』を感じられる不思議に魅力的なブログ。
 …とまぁこの3つは必ず見て回っている。他にも幾つかあるけど毎日見てるのはこの3つくらいかな。まぁ知り合いという事もあるけど、毎日少しずつこうして写真や文章という形で何かを残していく事は多少なりとも意義がある気がするのだ。今は只の下らない?読み物でしか無いかもしれないけど、100年後くらいには、この 21世紀初頭のユーラシア大陸の端っこにある上海という異国の街で日本人のアラフィフのオッサン達がどういう生活をしていたか?という事を知る上では歴史的な価値が出てくるんじゃない?なんてね。ま、別にそんな事を考えて書いてるワケじゃないけど。

 さて、写真は例によって本文とは全く関係ない。先日地下鉄の駅に張ってあったポスター。中国でも『中二病』って通じる様になってきたらしい。

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