中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

宝山路は宝の山

 火曜日、上海は雨のち曇りのち雨。気温は18度で比較的暖かい1日だった。
 今日は朝一からビストロフィオーレの店長 TAROさんと地下鉄 3号線の宝山路駅で待ち合わせ。実はフィオーレの古羊路店の地下に今ライブバーを建設中で、そこで使う PA機材を買いに来たのだ。
 宝山路の駅前にある虬江路に面した高架下は昔の秋葉原の様な雰囲気で、電気系のパーツを中心に色々な物が置いてあるので我々の様なギョーカイの人間にとってはパラダイス!じゃないが、歩いていて全く飽きないとても楽しい街が広がっている。
 今回はPA機材なので、色々とこの界隈を回ってみたのだが、どうも偽物っぽい物が多く(実際に精巧に作られた偽物なんだけど)値段が中途半端に安いのだ。実にアヤシイ価格帯。まぁ音を聞けば直ぐに分かるので、そのために呼ばれたのだが、実際に音を聞くまでも無く見るからに偽物ばかりだったので、ファンファーレの M松副社長に電話して、この近辺にある本物ばかり扱っているビルの住所を聞いて、TAROさんと二人でそこまで歩いてみた。

 歩いて5分くらいかな?ありましたよ!このビルだ。1〜2階はPC関連の売り場で 3Fが音響や照明の機材がワンサカ入っていた。しかも店員の態度もシッカリしていて、かなり良い。
 音響機材はヤマハの正規代理店っぽい店を見つけたのでココで交渉して纏めて購入。価格も世界的な標準価格帯だったので安心。殆ど全てヤマハの商品だったし、見て触ってみたが、まさに本物だった。やっぱこうじゃなきゃ。っつーか何で本物を買うのにこんなに苦労しなきゃイケナイんだろう。この国は気をつけるポイントが違うから本当困る。

 そしてあちこち歩いて結構良さげな照明屋さんを見つけたのでココに入って LEDパーを幾つかと DMXコントローラを購入。アドレスの設定やコントローラの使い方を凄く丁寧に色々と教えてくれたし、思ったより安かったので良かった。今度ワタクシも照明機材を買う時はココに来ようと思う。

 購入後はすっかりお昼になってしまったので TAROさんとはココで別れワタクシは地下鉄で出社。ちょうどお昼時だったので、いつも行く长城大厦の日本料理でお昼を食べてから会社に戻ったのだが、途中で大声で怒鳴りあってる集団を発見。どうも接触事故を起こしたらしく、警察来てるのにエラくエキサイトしていた。

 中国に居て「おもしろいな」と思うのは、実に野次馬が多い事。しかも会話に割って入ってきて自分の意見を言いまくるオバちゃんとか居るから長閑で面白い。当事者じゃないのに警察に一生懸命説明していた。
 そして夜 10時過ぎまで会社で仕事して、例によって終電で帰宅…じゃなくてイツモの店に行く(苦笑) ワタクシが普段はココで飲んでると知って、なんと TAROさんが奥さんと一緒に飲みに来てくれたのだ。いやぁ…嬉しい。色々な話で盛り上がって、結局午前2時過ぎまで飲んでいた。実に楽しかった。
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