中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

チャレンジタイム

 金曜日、上海は曇り。気温は34度。でも湿度が高いので異常に暑く感じた一日だった。
 朝 7時過ぎに浦东の某学校に到着。

 本日はココでPTAさんが企画する年に一度の『チャレンジタイム』というイベントのお手伝いである。朝から放課後までの間、3回に分けて、小学校〜中学校までの全校生徒に中国の楽器や伝統芸能を見せるパフォーマンスを行う。ワタクシはそれの PAという訳だ。
 朝、誰も居ない体育館。写真じゃ分かりにくいが結構広い。昨夜ある程度仕込んでおいたので、すぐにリハに入れる。

 そして、ザッとリハをした後は、アレよアレよと言う間に本番である。

 今回は時間が短い割に出演者が多いので転換がナニゲに大変なのだ。タイムキーパーが命綱。学校行事なので、チャイムの時間が決まっており、1分だって伸びる事は許されないのだ。なので今回は予備回線のイヤモニでMCの takaさんにアシスタントの kalaちゃんが直接時間を伝える。舞台から飛び出して、お客さん(生徒さん)の中央まで歩いて行ってしまうので、カンペなんか見れないからね。

 いい感じに演目が続く。


 そしてラストは本日一番心配だったバンド演奏である。この転換をたった 4分で行わなきゃならないのだ。ひえ〜。でも我々のスタッフは超絶優秀なので、サクっと間に合った。素敵っす。

 心配していた音響部分の不安もモニタ環境の不安も、全く問題なく無事に全ての演目を終える事ができた。ステージ上は音が非常に『回る』現場だったのでバックバンドさんは全員ワタクシのイヤモニを使ったのだが、演者さんからも好評を頂け良かった。ほんとコロガシでやってたら絶対無理な現場だった。イヤモニさまさまだ。二胡も琵琶も生音がそれほど大きな楽器じゃないから一般的な洋楽器のバンドと合わせるのは正直心配だったのだ(しかもあんなに音が回る場所だし)いやぁ…良かった良かった!
 ラスト、3ステージ目の幕が降りた直後に出演者と関係者を集めて記念撮影。皆んないい笑顔だ。

 生徒さん達も皆んな喜んでくれた様で本当に良かった。こういう風に関係スタッフ全員が『噛み合ってる』現場は良い!ドライブ感が半端無く心地よい。結構大変だったけど、素直に「やって良かった〜」と思えるイベントだった。
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