日曜日、上海は晴れ、気温は 27度。
朝 10時、LLバー到着。早速ギターアンプの修理に入る。実は昨日、店長の taroさんより「上海でギターアンプを修理出来る場所知りませんか？」と訊かれたので、とりあえずワタクシが修理可能な案件か観る事にしたのだ。
問題となってる Peaveyの VK112。コレの Bチャンネル（LEADチャンネル）のマスターボリュームが壊れていて、ノブが 360度以上、永遠に回り続けるのだ（笑） しかも接触不良を起こしてタマに音が出なくなったりするらしい。
そんなワケで今日は一通り簡単な工具を持って来て、午後のドラムレッスン前に調査である。
ヘッドを取り外す前に、後で組み間違えない様にスピーカーの極性とスプリングリバーブの i/oを確認。
そしていよいよ頭を外す。みたらイワユル一般的なチューブアンプで、プリ管は『12AX7』そしてメイン管は『6L6GC』だった。
メイン基板はプリ部とメイン部の基板が別れていてシンプルで判りやすい構成だった。電源トランスも別れているのが良い感じ。
そしていよいよ問題のトリマー部分の確認。ボリュームパーツは予想通り新しいタイプの四角いヤツだった。コレJC-120も同じタイプで、イワユル旧式の半固定抵抗タイプじゃなくてロータリーエンコーダじゃないがガリが出にくい接点が判りにくいタイプだった。このタイプはトルク感が無いので実はあまり好きでは無いんだよなぁ…。
交換用のボリュームパーツををいくつか自宅から Aカーブタイプと Bカーブタイプ両方を持って来ていたのだが、結局大元に使われてるのがこのタイプでは交換できないから、今あるコレを修理するしか無い。よく見たら、当該のマスターボリュームは外側から強い力が加わった様で、内側の金属ガードが曲がって外れていた。コレではパーツ自体が半分損壊して中身が飛び出している状態ではないか…。
取り敢えず軸が曲がってしまうと全て終わるので、これ以上物理的な損傷をしない様にそ〜っと元に戻しながらハメ込んだ後、外側の金属を内側に曲げてラジオペンチとドライバーを使って元の形に戻した。ツマミを回しても 360度以上回らずに最大と最小でカチっと止まるし、テスターで電気抵抗を図ってみた所、まぁまあ妥当な値!?（既に基板に装着された状態なので他のパーツの影響が有るからマトモな抵抗値など判るわけないので最大と最小のみチェック）だったので、多分コレで正常化した？と思われる。
なにせパワーアンプへ繋がるマスターボリューム部分なので、コレが最大で固定されてしまうとシャレにならん。よく確認して再結線してから元通り組み立てて、最後に音をチェックしてみた。
さすがワタクシ。問題無く綺麗に音が出た。ガリ 1つ無いじゃ無いか。実に素晴らしい！ ただこのアンプに装着されてるボリュームは表側からの『押し』の衝撃に弱くて壊れやすいので、今後みなさんに注意して貰わなきゃね。。。。
ま、とりあえず無事に修理完了したのでメデタシメデタシである。
気付けば 12時前…。ホントはレッスン前に昼食をとろうと思っていたのだが、結局修理に 1時間半もかかってしまったので、食事する時間が無くなってしまった（泣） 断食のままコレから 16時までぶっ通しで 4時間も教えなきゃイケナイのだ。嗚呼…今日は朝もマトモに喰ってなかったので泣けるぜぃ。
とは言えレッスンはレッスン。空腹と戦いながらも真面目に 4コマ 4名を教える。エラいなぁ…ヲレ。
某あずみんは非常に成長著しく、最近はシシドカフカみたいになってきて中々格好良い。今月 29日のLLでのライブに出演するらしいので、是非オトモダチの皆さんは観てあげて欲しい。（ワタクシは当日別件の仕事が有るので観に来れないのだが）
レッスン修了後は、空腹のピークを越えてしまったので、今週末に開催されるライブで使用予定の追加の PAスピーカーの修理を行う。
LLの倉庫には使っていない PAスピーカーが何台か有るのだが、コレを有効活用しようと思ったら線が切れてて音が出ない。なので簡単に修理。取り敢えずフォーンジャックにだけは繋いでおいてカスケード接続できる様に準備。
今日は何だか修理ばっかりしていて疲れてしまったので、帰りにガーデンホテルのジムに寄ってお風呂に入ってから帰宅。自宅で夕食を食べたら、北京の呑み友達が某イツモの店に来ている!? との情報を得たので、とりあえずチョットだけ顔を出そうと思って mobikeで店まで行ってみた。
到着したら…
誰も居なかった（泣）どうやら『すれ違い』だったらしい。あ〜あ。先に電話しておくべきだったな。。。我ながらアフォである。ざんねん！
…とは言え、ちゃんと一杯だけ頂いたのは言うまでも無い（笑）
なんだかバタバタの一日で疲れたので、本日は早めの就寝。
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