中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

やっと繋がった

 水曜日、上海は曇り時々雨、気温は 26度。 ジメっと湿度の高い一日。

 例によって朝一からガーデンホテルのジムに寄ってから出社。 ジムを出たらホテルの前で偶然ばったり YUZOさんと出会った。どうやら彼は今日まで上海で、今から日本に帰るらしい。いやはや凄い偶然だ。彼は上海に数店舗構える日系ヘアサロンのオーナーで、ただでさえ忙しいヒトなのに、今また色々と新しいビジネスを考えているらしい。ホントにパワフルで尊敬する。こんなに凄いヒトなのに全然気取ってなくてフランクに呑みに付き合ってくれる所がまた良い。

 軽く 2〜3分立ち話した後、お互い次の予定が有るので握手して別れる。こういう風に自然に嫌味なく笑顔でサッっと右手を差し出してくる所が格好良いんだよなぁ。フツー友達同士だと何となくこっ恥ずかしくて、こんなに自然に握手なんかできないぜ? さすがヤングエグゼクティブ!どうやらお昼は彼もビジネスモードらしい。何だか『ヲレも頑張ろう!』って気になった。

 出社後はデスクワーク。今週末の某イベントの技術通訳業務の準備が中心。

 そうそう!関係ないが、先般ブロックされたまま中国国内から全く繋がらなくなってしまったウチの VピーNサーバー 3号機(さくら大阪)だが、タマに思い出しては pingを投げてみたりしているのだが、暫く様子を見ていても、残念ながらこの IPアドレスはピンポイントで完全に蓋されていて一生使用出来ないっぽい(悲) まぁ仕方無いわな。。。
 そんなワケで、今月の頭くらいから代替サーバーとして別のメーカーの VPSを借りたのだが、その後何だか細々と忙しくて全然セッティングするヒマが無く、時間を見つけてはボチボチ弄っている状態。

 今まで借りていた 3号機は『さくらインターネット社』のサーバーだったが、今回借りたのは『NTT PC Communications社』の運営する『WebARENA』というサービスである。お金払った後に実際にログインしてみると、コレがまぁ完全に『シスアド向け?』の結構『ぶっきらぼう』なサービスで笑える。日本にもこんな『素人さんお断り』的なサービス有るんだねぇ。まぁそういう部分は結構好きだけど(笑)
 とは言え、しっかしコレがまた面白い位に繋がらなくて失笑している。

 基本的に昨今の Linux界では Cent OSを中心に成り立っているので、そちらのサポートは結構 FAQ等が充実しているのだが、ワタクシの様な Ubuntu使いには実に不親切極まりない仕様だったりするのだ(ハナっからUbuntuは『サポート対象外OS』と記載されている) そんなワケでドキュメントも少ないなか手探りで始めているのだが、まず、そもそも SSHが繋がらなくて悩んだ。認証が公開鍵と秘密鍵を使う PKIなのだが、Macのターミナルでアクセスする場合は、秘密鍵をダウンロードした後に手動でファイルアトリビュート(属性)をchmodで『400』に変更しなければ使えないのだ。そしてイザ繋いだら今度はユーザーネームが違うとな。なんじゃそりゃ? いわゆる『吊るし』のOSをインストールしたばかりならフツー自分のログイン名か或いは rootとかじゃないの??? と思って色々調べたら、オンラインマニュアルの凄く深い部分に『ubuntuユーザーの方は デフォルトユーザー名は ubuntuで、PWは●●●●です』的な記載を見つけた。SSHで繋ぐだけで数時間かかってドーすんだよ!まったく…(苦笑)
 その後も Apacheは繋がったは良いが、陰の靴下も、FTPも、Webminですら悉く繋がらない。なんじゃこりゃ? FWでも入ってるのかと思って ufw確認しても inactiveだし、もう殆どお手上げ?状態で暫く放置していたのだが、今日ようやく少し時間ができたので、SSH繋いで色々とイジってみた。

 数時間の格闘の後、ようやく原因を発見! なんと!原因はサーバの『外』に有った(苦笑) 何をやっても面白い位に繋がらないので「そもそもこれポート蓋されてるんじゃね?」って疑い始めたら、まさにその通りだった。なんと kvm上のヴァーチャルマシンの外側に、ご丁寧にポート制御スイッチが有ったのだ。
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 この『セキュリティグループ』って一番最初にインストールした時に何だか良く判らなかったからデフォルトのままにしておいたので、80(HTTP)と22(SSH)しかポートが開いてなかったのだ。なるほどー。だから ApacheとSSHだけはフツーに通ったのね。。。
 ここをイジってポート開けたら面白い位『アッサリ』全部動いたじゃないか。ホント呆れるわ。今までの苦労は一体何だったんだろ「この時間を返せ!」って感じだが、まぁ PCエンジニアの世界ではこういう事は日常茶飯事なので、腹を立てずにウヰスキー片手に繋がった事の悦びに浸る事にする。

 実は今回ハマった事の理由は他にも有って、今回の Ubuntuのパッケージバージョンが 18.04だった事が大きい。UbuntuというOSは Linuxの世界でも実に実験的で変わり身が早いというか『新しい事は直ぐに取り入れて古い慣習をアッサリ捨てる』というスタイルの OSゆえ、バージョンが変わった事によって諸々コマンドが変わっていたりして、それに対応できなくてイマイチ自信が無かったのだ。ワタクシはそもそも ver.9の頃から使い初めて ver.12 (1204LTS) を一番使っていたので、その頃に比べると、コマンド名を始め色々なマナーやファイルシステムまでもカナリ変わっていて、そこに結構『躓いて』いたんだな。。。現役のエンジニアならば直ぐに対応できるのだろうが、ワタクシの様に古いエンジニアで且つ、今となっては完全に『にわか』な人間にとっては、実は寧ろ結構敷居が高いOSなのかもしれない。常に勉強しつづけなければならないのだから UNIXのエンジニアさん達にはホント頭が上がらない。

 でもまぁ、何はともあれ『繋がった!』ので良かった(笑) 後は細かいセッティングを諸々再度見直して、どっかのタイミングで古いサーバのデータを全部こちらに以降してネームサーバ情報を更新すれば完了だな。
 ターミナルに齧り付いてコレばっかりやってりゃ良いのだが他にもヤル事が沢山あるので、まだまだ道のりは長いぜぃ。 ま、ノンビリ行こう!
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