中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

事前の動作確認はだいじ

 日曜日、上海は曇りのち晴れ。気温は 28度。

 朝から例によって作曲業務に追われる。昨夜早めに寝て朝から集中してオシゴト…する予定だったのだが、まぁ家族が居るので、そりゃ「土日ぐらい家の事を手伝ってよ!」って感じで色々と割り込みが入るわな…。家庭持ちはツラいのぅ。。。そんな感じで途中で中断を余儀なくされたが、お昼過ぎくらいからウチの奥さんと息子が出かけてくれたので集中して作業できた。ラッキー!

 夕方4時過ぎ、ちょうど一段落したので、今週末に使う機材の動作確認を行う為にイツモの店の倉庫に向かった。この新型肺炎騒ぎの前からずーっと火を入れずに約半年くらい倉庫に眠っていた機材をイキナリ使うのはリスクが有るからね。ホントは納期モノの作曲案件が心配で、こんな事やってる時間は無いのだが、今日以外に空いてる日が無いので仕方無い。

 とりあえず倉庫から店に引っ張ってきて当日使うパワーアンプに繋いで一つずつ爆音出して確認。
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 最近ずっと MRX515を使ってるので、久々に聞いた JRX112は、全然低音が出なくて笑った。でもこのスピーカー、ヴォーカルの『抜け』は最高なのだ。PAから出す音源が歌メイン(オケ無し)の場合は コレだけで十分だったりする。爆音を突っ込んでも中〜高音域は全く破綻しないから好きなんだよなぁ。基本的に明るく元気な音のまま鳴り続けてくれる。逆にヤマハ A12Mは小音量時〜通常音量時は結構シックで良い音なのだが、爆音を突っ込むと鼻詰まりの様な音に変化してどんどん痩せて痛い音になる…という特性がある(経験値による感想)故に『適材適所』なワケだ。

 そしてギターアンプも1号機と2号機両方とも引っ張り出してきて確認。
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 これは Roland CUBE 80Xという 80Wのアンプなのだが、1号機なんか、もうサビちゃって大変!な姿になっていたので「これガリってたりマトモな音が出なかったりするんじゃね?」と思って、心配しつつギター繋いだらマトモに鳴って感動した。さすが日本の技術!ガリ 1つ無いじゃ無いか(驚)
 ただ、LEADチャンネルのエフェクト切り替えスイッチ(下段左から2番目)がダメで接触不良を起こしていた(1号機も2号機も両方とも同様の不具合)ここはアンプシミュレーターなのだが、勝手にスイッチがコロコロ変わったり外れたりするから、何度もウリウリと回した後じゃないとマトモに使えない。「うーむ…バラして修理するか?」…と一瞬考えたが、今は時間が無いのよね。。。
 イマドキのギタリストは基本的にみんな自分のエフェクターボードを持ってくるし、このアンプ内蔵エフェクターを使うヒトはほぼ皆無と思われるので、とりあえず当日出演するギタリストに確認だな。クリーンチャンネルは全く問題無く爆音が出たのでコッチだけ使う分には問題無いだろう。

 そしてベースアンプである。この子は PEAVEYの MAX115というアンプ。新モデルはデジタルアンプになって軽くなったのだが、コレは旧モデルなのでアナログアンプゆえ重量がクソ重たい。
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 音を出してみたら、EQに小さなガリが出ているモノの、マトモにクリーンなデカい音が出たので一安心。倉庫は湿度も高めなのでコーン紙やエッジのスポンジが逝って無きゃ良いケド…と心配していたが、どうやら杞憂に終わったらしい。プリっとした良い低音だ。まぁ長いこと鳴らしてなかったのでひょっとすると今後長時間鳴らし続けるとエッジ部分が崩れてくるかもしれないが、これはバスレフ型なので密閉型に比べるとエッジに掛かる負担は少ないから大丈夫だろう、たぶん。

 そして 30mのスピーカーケーブル 2本を巻き直していたらすっかり19時半。お店の営業が始まるので慌てて片付けて帰ってきた。

 帰りにコンビニに寄ったらレジに店員が居なくて、自動機になっていた。自分でバーコードを翳して、携帯キャッシュレスで決済。
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 いやはや…ココは未来都市。
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