中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

テレビのロケと破けた皮

 土曜日、上海は晴れのち曇りで気温は 8度くらい。今日はまず朝11時から YAMAHAさんの PMSドラムスクールの講師である。朝一で楽器や PC等の荷物を纏めて地下鉄 2号線に乗って静安寺で降り、YAMAHAさんに向かって歩いていたら。お寺の横あたりでテレビのロケをやっていた。

 ワタクシは中国の TVは子供番組とニュース以外殆ど観ないので何の番組かさっぱりワカランが、若い女の子達がキャーキャー騒いでいたので、人気のある番組なのかな?

 この人がホスト?なのかな。イケメン風が約一名。でも何と言うか芸能人オーラをあまり感じないから、きっとレポーター的な人なのだろう。(…なぁんて、実は有名な人だったらゴメンナサイ)

 そして 胶州路 x 新闸路 に到着。今日も頑張るぞ!っと。

 ホントはレッスン終了後に教室の写真でも撮ろうと思っていたのだが、例によって教える事に集中していて全然写真の事なんか忘れていた。なので YAMAHAさんでの写真はナシ。
 お陰様で生徒さんも結構増えて、グループレッスンは早くも10名に届きそうな勢いである。ホント有り難い話だ。
 レッスンはテキストをベースにしつつ、ワタクシが自分が経験から学んだ知識を織り交ぜて、なるべく丁寧に分かりやすく教える。特にリズムの取り方や感じ方を知る事が難しいので、一番最初に始めたこの時期にこそ『タメ』や『ツッコミ』の違いや概念を丁寧に何度も教える。特に初心者に多いのが『ハシる』事なので、自分が常に先走りする事をいつも意識する事、そしてジャストのタイミング(メトロノーム)を聞きながら、自分が叩いた音が前なのか後ろなのか、どの位置にあるか感じる事ができる事、それにこれに合わせて自在に前、後ろに置ける事。これらはある程度叩ける様になった人でも全然意識できていない人が多く、後になって困る事になるから今のうちからシッカリ教えたいと思っている。
 そりゃそうと、今日は大学時代の後輩が見学に来てくれた。彼も上海駐在になったらしい…という噂は聞いていたのだが、中々会う機会が無かった為、約20年ぶりくらいに会ったのだが全然変わってなくて笑えた。折角なのでレッスン後は近所の木村2号店で昼食。彼も立派な社会人になっていて何だか不思議な気分だった。いつも学食で会って、大体音楽の話しかしていなかったのに、今じゃビジネスや健康の話なんかしている(笑)いやぁ…トシとったもんだ。

 その後は方向も同じ…との事で、後輩にタクシーで古北まで送って貰い、ワタクシは温故知新に向かった。午後 2時からは温故知新の音楽教室で個人レッスンである。本日は 2コマのみ。こっちでも生徒さんの友達(女子高生)が見学に来ていた。何だかみんなドラムに興味があるらしい。良い傾向だ(笑)
 本日最後のレッスンの際、なんとハイタムのドラムヘッドが破けてしまった。高校生の男子を教えている最中だったのだが、やはり気持ちがノって来ると無意識に力も強くなってしまうのは致し方ない事。なんかこういう瞬間も懐かしい。そういえばワタクシも30数年叩いているが破いたのは若い頃だけだ。タムの音量コントロールって実は難しいんだよね。力じゃなくて距離なんだけど、頭で分かっていても中々できる物ではない。

 このヘッドは多分この古いドラムを購入した時から一度も変えていないと思われる(中国ローカル企業製の安価なドラムセットだし、皮もペラペラだった)

 消耗品なので次のレッスンの前までにまたイシバシさんでちゃんとREMOのを買ってこようと思う。
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