中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

不条理でポン

 月曜日、上海は曇り。気温は22度くらいでちょっと暖かい一日。
 週末のイベントに向けて諸々準備が忙しいのに、急遽発生した出張を伴う別のソフトウェア関連の仕事もあるから中々大変。結局会社を出たのは午後10時過ぎ。
 さて、そりゃそうと先日もチラっと書いたが、約 3ヶ月ぶりに喰らった作曲業務のリテイク要望が実に不条理というか理不尽な要求で泣けてくる。確かコレ既に 5回くらいリテイクしているんだよなぁ。まぁ言っちゃ悪いが、明らかに大元のクライアントさまが経験不足なのだ。こういう場合にありがちなこのスパイラルを早めに払拭したいのだが、真ん中に入っているエージェントにはとてもお世話になっているので彼らに迷惑がかからない様にヒタスラ修正をしている…という。あ〜あ。なんたる時間の無駄。
 ウチの奥さんがこの間とても良いことを言ったのだが「作曲とか芸術の分野って『正解』って無いから、最終的には『好み』の問題で、要するにカクテルみたいなモノでしょ?」だと。どういう意味か聞いてみたら「ある日どこか外国の高級バーで飲んだカクテルの味が忘れられなくて、それを上海の安いお店で(仮に腕の良いバーテンに)「同じ様なお酒を作ってください!」と頼んだとしても「何か違うなぁ…」って感じてもう一杯頼む事あるでしょ?それと同じじゃない! でもね、お客さんは最後に、今まで飲んだ『全て』のお酒の代金を払うものなのよ! それ当然でしょ? あなたは何でタダで何回も作り直してるの? 明らかに手を抜いたモノや品質の悪いモノをわざと提出したんじゃなければ請求するべきよ!」だと。いやはやサスガ! おっしゃる通りッス。言い得て妙(苦笑)
 ちなみに今日の日記タイトルの『不条理でポン』というのは漫画家の蛭子さんが大昔『宝島』という雑誌に毎月寄稿していた4コマ漫画のタイトル。実に下らない内容だったんだけど好きだったなぁ…あと『なんきん』さんとかね。かなりブラックで素敵だった。こんなネタ誰も知らないだろうな(笑)なんだか急にまた昔の宝島が読みたくなった。
 さて、本日も写真ネタが無いので今自宅で飲んでるヒューガルデンの背中に書いてあった『おいしい注ぎ方』の4コマ漫画。

 こんなモン見るから昔の宝島の4コマ漫画を思い出しちゃったのかもね。
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