中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

メンテナンス

 火曜日、上海は雨のち曇り時々雨、梅雨なのでジメジメしているが気温は 24度で比較的涼しい一日だった。
 今週末に急遽ギターアンプ2台とベースアンプを貸す事になったので、朝一でイツモの店に行って機材の確認とメンテナンス。前回ウチのベースアンプを使った際に特定の周波数で「ビビビ」と小さいネジ系の振動音がしていたので、きっとどこかのネジが緩んでいるのだろう…と思い、折角の機会だしヒトに貸す前に修理してしまおうと思ったのだ。
 フロントグリルを開けると巨大な 15inch (38cm)スピーカーが出現。

 もっとボロボロに汚れてるかと思ったら結構綺麗だったので意外。うーむ…やはりベーアンは 15inchに限るね。巨大なスピーカーを眺めているだけで良い音しそうでワクワクする(いや実際 12inchに比べると良い音なんだけどw)

 早速修理開始。まずは一番怪しいスピーカーのネジ類を確認。片っ端から増し締めしてみると、案の定!?左上から2番目のネジが締まらない。どうやら裏のナットが外れてしまっているらしい。試しにアンプ自体を傾けてみたら中でカラカラとナットが転がる音がするじゃないか。なるほどコレが振動していたか。。。
 てな訳で一旦スピーカーを外す。

 外してみたら確かに中に一個転がっていた。このナットは鋲が立っていて裏からバッフル板に喰いつく様になっているので、緩んでも落ちない筈なんだけど不思議と中に落ちていた。考えてみたら運ぶ際にタクシーのトランクに乗せるのに上に向けたり下に向けたりしてるし移動中に軽くぶつけたりはするので、それで落ちてしまった可能性が高い。
 エンクロージャーの中は結構ホコリが有ったので綺麗に掃除して、配線も念のため緩みが無いか確認。プラスとマイナスを間違えない様にちゃんとコネクタの幅が異なっていた。素晴らしい設計。

 その後は組み立ててテスト。変な振動は一切消えて完璧になった。うーん満足!
 でもちょっと意外だったのはスピーカーユニット自体よりもアンプ部分の方がずっと重い…という事だ。スピーカーを外す際に、15インチだと後ろにクソ重たい磁石があるため注意してヤタラとリキんでいたのだが想像していたよりもスピーカーユニットは軽かった。このベーアンは全体的に結構重たいのでスピーカー自体の重量だと勝手に思い込んでいたのだが、どうやらアンプ部分が重かった様だ。
 修理完了後に念のため全てのネジを増し締めしていたら、天板から吊っているアンプ部のネジがユルユルに緩んでいる事に気付いた。やはり先にも書いた通り、このベーアンはアンプ部分が重いのでベースの低周波振動でコッチが先に緩んでしまうのだろう。アナログなのでトランスも大きいしヒートシンクも結構大型のものが装着されているのでアンプユニットは結構重い。これを天板から4つのビスで吊ってる状態なのでコッチのネジの方が緩み安い様だ。ココだけは定期的に増し締めしようと思う(実際コッチも共振していたのかもしれないしね)


 その後は早めの昼食。例によって长乐路の大吉に行く。いつもは結構満席なのに今日は雨のせいかお客様が少なかった。折角なので、いつもは時間がかかるから敬遠していた『鳥から定食』を頂く事にした。いやぁ…これおいしいわ。煮魚まで付いていて 45元。コスパ高し!ご飯と味噌汁の配置が逆だけど、まぁその辺はご愛嬌。

 会社はスーパーフレックスで午後から出社。そして社長の車で午後 3時半くらいに一旦『金虹橋』の某企業さんまで打ち合わせに行き、また会社に戻って色々と調整。来月末に担当するかもしれないイベントで使う技術的懸案事項の実験&検証。そして午後 9時くらいに下班してジムに寄ってから帰宅。帰りはもちろん mobike。

 最近 ofoと乗り比べているのだが、やはり mobikeの方がずっと乗りやすい気がする今日この頃。先日初めて ofoに登録した直後に乗った車両がタマタマ『当たり』だっただけの様で、その後に何度か乗っているが ofoの方が寧ろ漕ぐのが重たい気がする。mobikeは初期型以外は前カゴの底板が太陽電池になっているので走行抵抗は殆ど無いが、ofoには太陽電池がどこにも見当たらないので車軸にダイナモが入っているのかもしれない。
 何はともあれ、ワタクシ的にはやっぱり『ラヴ mobike!』なんだなぁ。
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