日曜日、上海は晴れ。気温は 39度。本日は夏祭りの現場の 2日目である。正午前に集合してヒタスラ仕込む。こういったオープンスペースの現場では、ステージ周辺にスピーカー類を置いて帰れないので毎日バラしてから改めて再度組み直さなきゃならないからタイヘンである。しかも正午 12時は真上から直射日光が頭上から直撃するので暑くてシニソーだった。灼熱地獄とはまさにこの事。
…とは言え、倉庫にしている場所が近いので作業は比較的楽である。サクっと仕込んで小休止。その後は生演奏の一組のみ簡単にリハーサルを行って、午後 3時から本番開始。昨日の教訓を元に Tシャツを 3枚も持ってきたので本番前に着替えて気合いを入れる。そしてココから午後 8時までノンストップのイベントスタート！
まずは日本人のダンスやらバレエやらのパフォーマンスが続く。PA席はステージ上手の袖なので横の姿しか見られないが、みんなキラキラ輝いていた。学生達にとっては、こういうの良い思い出になるんじゃ無いかなぁ…。
屋根がないので日中は応援するお客様も大変である。でも汗かきながら屋外イベントを楽しむのって夏祭りっぽくて良い。
そして日本からのゲスト中里亜美さんのステージ。圧倒的な歌の上手さに、ただただ溜息が出るばかり。
その後は浴衣コンテストがあったり、盆踊りがあったり、
そしてイケメン琵琶奏者の章益さんのステージも冴えまくっていた。
ラストはワタクシも出演である。フルバンド物はセットチェンジが大変なので MCのチカちゃんに繋いでもらう。本日のワタクシのセッティング。
鋭意準備中のメンバー達。屋外のイベントは照明を全部消しても姿が丸見えなので準備中は少々格好悪い（苦笑）
そして演奏開始。
なんと暫くしたら中国のお子様達が大勢前に出て踊り出すじゃないか！ いやぁ音楽に国境は無いね。ちょっと感動した。
演奏自体は、リハの 70%くらいかなぁ。やっぱり本番で 100%の力を出すためには、リハで 130%くらい完璧な出来にしておかなきゃダメですな。普段絶対間違えない様な部分を悉く間違えてしまった…反省反省。
しかしあまりの暑さで、途中から汗がスゴくて目に入って譜面が全然見えなかった。外のライブは汗対策を考えなきゃダメだね。どうりで80年代の野外フェスのドラマーは皆変なタオル地のバンダナみたいなのを頭に巻いてた訳だ。。。昔は「あれダサいなぁ…」なんて思ってたが、実はちゃんと理由が有ったんだねぇ。何事も経験してみなければ分からない。
そして全ての演目が無事終了。スタッフで集まって最後はスイカで乾杯！
この２日間で１年分の汗をかいた気がしないでもない。非常に過酷な現場ではあったが、終わってみると実に爽快な気分である。何よりこの２日間に集まってくれた中国のお客様の笑顔が嬉しい。
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