中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

Bunnahabhain

 木曜日、上海は曇り。気温は21度。
 今日は朝 7時半からずーっとメールに振り回された一日だった。朝目覚めて息子を送り出してから携帯をチェックしたら、昨夜(というか今朝)3時半頃に日本側から送付された問題発生のメールを発見(凹)。まぁ仕事にトラブルはつきものだが、此方側の認識としてはこのリスクに関しては予め先方に伝えていた内容なので、可能な限りの配慮と対策をしたし、これらの対応に関しても全て先方としっかり情報共有もできている…という認識だったのだが、ファンの情報網というか検索スキルはハッカー並みらしく、昨今のSNSの分散速度も相まって、何というかちょっと面倒な事になってしまったらしい。
 そんな訳で朝一からブルーで胃が痛い。結局丸一日ずーっとメールやら電話やらで対応協議である。こうなってしまうと誰が悪いとか言ってる場合じゃないから全力で誠意を見せるのみである。
 夜9時過ぎになってようやく色々落ち着いてきたが正直ヘトヘト。何だか濃い酒が飲みたくなったので帰りに久々にイツモのYESTERDAY PUBに寄った。

 お店の子に「そう言えばあなたに Aさんからお土産を預かってるわよ」と言われ、出てきたのがコレ。じゃじゃーん『Bunnahabbian』である。

 Aさんはこの店で知り合ったスコットランド人なのだが、ワタクシがウヰスキー好きだと知るとアイラ地方の色々な『知られざる名酒』を教えてくれる様になった。で、以前このお酒を紹介してもらった際にワタクシがエラく感動して一気にファンになってしまったのだが、これは中国では入手できないお酒らしいのでその後ずーっと飲めずにいたのだ。で、彼はそれを覚えていてくれたらしくわざわざワタクシのために買ってきてくれたらしい。嬉しいねぇ…ほんと。
 ブナヘヴン(彼がイギリス英語で発音するとこういう風に聞こえる)は、これぞ theシングルモルト!って感じで、ピート臭がキツ目なのに、とても舌触りがまろやかで、ストレートで飲むと食道を通って「スッ」と胃に届きホワッと広がる感じが絶妙なのだ。一口すする毎に毎回一々ニヤけてしまう。ホントステキなお酒だ。今日の疲れなんか一気に吹っ飛んでしまった。ふふふ。これでいーのだ。ストレス溜めて身体壊したら意味ないモノね。
 午後11時半を回ったので、帰ろうかと思って席を立ったら、ちょうど常連の S村さんがいらっしゃったので、折角だから戻ってカウンターで一緒に飲む事にした。色々とロシアとかスイスの話で盛り上がった。あ、そう言えばスイスの飴を頂いた。今日は何だか頂き物が多い日らしい(嬉)

 結局午前 1時過ぎまで飲んでいた。いやぁ…今日は朝から何だか色々あったけど、シガラミの無い仲間と一緒にお酒飲んで、仕事の事を忘れてストレス発散出来る場所があるのは本当に有り難いね。これぞ正しいお酒の飲み方!なんちってw
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