土曜日、上海は晴れ、気温は23度。週末は例によって朝からスケジュール詰め込みまくりの一日だったのでネタが多すぎる。
まずは静安寺にあるヤマハにてPMCドラムコースのグループレッスンの講師を 1H。
終了後は古羊路のbistro fioreにて昼食をとった後は地下に潜って LL Barにてドラムの個人レッスン 2コマ 2名。
そして 16時に終了した後は、夜にココで行われるライブのリハーサルを見学。ワタクシは本日は別のライブハウスでの出演が有るので本日はココでは出演しないのだが、迎えの車を待つあいだ時間が有るので暫しリハの見学。久々に Amiちゃんの歌を聴いたが相変わらず素敵な声だった。ブラスセクションがコレだけ居ると迫力有る。
そして次は本格的なビッグバンドである。どうやら上海ブラスの方々らしい。壮観!
そうこうしているうちにお迎えが来たのでワタクシはそそくさと荷物を纏めて移動である。本日は初めて出演するライブハウス『源 Live House』なのだが、上海市内から車で40分くらいかかる郊外に有る場所だった。ちょっと(カナリ)分かり辛い場所だったが、いわゆる郊外にありがちな電飾ギラギラの小さな店が連なるエリアの中に有る。
入り口は奥の 2Fだ。
中に入ってみると結構マトモなステージで、ちゃんとしたライブハウスっぽかった。2F席まで有る。2Fから見るとこんな感じ。今日はハロウィンパーティなので風船が山ほど飛んでいて紐が邪魔でしかたないが、まずまずの広さである。
ステージはこんな感じ。広さ的には丁度良い。見た目は良い感じなので結構気分がアガってきた!
し・か・し・軽く食事して戻ってきたらリハが始まっていたのだが、対バンの FireHeadさんのリハを聞いていて、PAの音があまりに『へっぽこ』で超絶がっかりした。「結構マトモそうに見えるのに見かけ倒しかい!」と思わず声に出てしまった。
このハコ、PAさんが居ないのだ(泣) 今日に限った話なのか、そもそも居ないのか良く分からなかったが、今日はお店の人が「なんちゃって」な感じでいじっているので兎に角音が超絶悪い(たぶんイジってる本人も色々と分かってないと思われる) 何より歌が全然聞こえない。ドラムセット全部にマイク立ってる(トップまで(驚))けど、何故か全てドラムの音が転がしモニタに返っていて、フロントには音が出ていない。サブウーファー有るのに使ってない(どうやらBGMだけは使っていて、ライブ時のキックやベースはルーティングしていないみたい) ヴォーカルは天井から吊ってあるメインスピーカー(ラインアレイでは無くてJBLの15inch 2way)からの音よりも転がしモニタから返ってくる音の方がデカい。転がしモニタは沢山あるのにバラバラにコントロールできなくて 1系統しか無い(全部同じ音) GEQもミキサーに付属の10バンドくらいのだけで、モニタ用のGEQは1台も無い。。。。という、結構突っ込みどころ満載だった。嗚呼…ほんと勿体ないなぁ。こんなに良い会場なのに。
とは言え、我々も出るので少しはマトモにしたい所。何とか半ば強引にPAブースに入り込んで、このおっちゃんに色々と指示し、とりあえずモニタにルーティングされてるドラムの全ての音をカットしてもらい、キックだけはしっかりサブに回してもらい、ヴォーカルのチャンネルEQだけはやらせて頂いた。ようやく有る程度マトモに聞こえる様になったが、それでも及第点にも及ばない。
とは言え、アレよアレよという間に本番である。我々がトップバッター。本番中は出演しているので自分らの写真は無いから知人が撮ってくれたiPhoneビデオからいくつかキャプチャー。ま、雰囲気だけでも(笑)
そして色々と翻弄されつつも何とか無事に終了。お次は上海では有名なメタルバンド『FireHead』の皆さん。超格好良かった。
続いては『THE USUAL EXCUSE』さん。なんとKENくんがチャイナドレスとカツラで女装して登場!さすがハロウィン(笑)
アンコールではFIREHEADさんが乱入して Hi-Ballの歌を皆で熱唱(笑)
そしてしんがりラストは欧米人のバンド『OLAM』さん。中々楽しいラインナップだった。お客様は関係者以外殆どが中国人だったが皆結構楽しんでくれていた様で良かった。
いやぁ…でもホントPAの重要性を改めて再認識した夜だった。いやぁマジで勿体ない。全ての出演者がコレだけ PAに文句言ってるんだから、お店側も分かっている筈なのだが、目に見えない部分にはお金をかけないのが中国スタイルなんだよなぁ。(文句を言ってるのが出演者だけで、お客さんからは一切文句が出ないから…だと思われる)
でもそのうちホントにクオリティの競争になってくると思うので、成長市場だと思うんだけどねぇ。まだ先は長いかもしれない。
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