中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

どっちもどっち

 金曜日、上海は晴れのち曇り。気温は 9度!真冬に逆戻りである。寒い寒い。
 仕事は今月末の上映会の機材周りのプランニングと実験がメイン。今回は上海のみならず無錫と重慶での作業が有る。イツモなら同僚のカンザキと二人で作業を行うので完璧なチームワークで問題ないのだが、今回無錫はカンザキ担当で、重慶はワタクシが担当…という風に分かれてしまった為(一応それぞれアシスタントは付けるモノの)基本的にそれぞれが一人で 2台ずつのオペレーションを同時に行わなければならないから結構タイヘンなのだ。機材周りも調整が必要で、ワタクシは Macの方が慣れているのでメインマシンもバックアップマシンも両方とも Macを使用する予定。自前の MacBook ProMacBook Air(共に PVP)を持って行く予定なのだが、重慶のホールにある大型 LEDのプロセッサーの仕様が全然分からない為、また例によって二重三重に準備しなければならない。MacBook AirHDMIポートが無いため Thunderbolt → DVIアダプタを使用して DVI出力させる予定。オーディオ I/Fは MBAは Thunderboltポートが一つしか無いため(Firewireが使えないため)USB接続の Roland OCTA-CAPTUREを使用する。そしてメインの MBPは映像は HDMIで音声は Thunderbolt → Firewire変換を使って Focusrite SaffireProにて出力する予定だ。
 何れにしても本番と全く同じ環境で負荷テストを行わなければ安心できないので、またまた 1時間 40分の作品を前編&後編の 2本、目を皿の様にしてぶっ続けで 3時間半ほど観た。コマ落ちや音声にノイズが乗っていないかを確認するためには一瞬たりとも目が離せないから非常に神経を使う。本日はバックアップマシンの Macbook Airの確認を行ったが、とりあえず問題無かったので一安心。あー疲れた。来週はメインマシンの MacBook Proでも同様のテストを行ないつつ、同時にシンクロの確認(MBAも同時に再生開始して 1.5H後に「ズレ」の確認を行う)をしてようやく準備完了となる。コレだけ前準備してもトラブる時はトラブるので映像系はホント大変だ。
 さて、午後 10時過ぎに会社を出て地下鉄 13号線の淮海中路駅で降りて道路を渡ろうと思ったら、何やら道路の向こう側が騒がしい。どうやらゴミ収集車と一般車両が接触した模様。

 普段からこの手のゴミ収集車はバックで路地に入っていくので、頭を外側に振ればバックするであろう事は自明なのだが、ところがコチラの人々は何につけ自分の事しか考えていないので『先読み』が出来ないヒトが多い。そんなワケでちょっとでも隙間が有れば突っ込んで行くんだよなぁ。。。そして案の定ぶつかったらしい。

 そりゃ当たり前じゃん?こんな巨大な箱が付いたトラック、後ろ全く見えないもの。こりゃサスガに収集車の方に同情してしまったが、どうも両方とも血の気の多い運転手らしく、警察来てるのにスゲー大声で怒鳴り合っていた(苦笑)
 今にも殴りかかりそうで汚い言葉をかけあっていたので、端で見ていたら『どっちもどっち』だなぁ。喧嘩両成敗?って感じになるのかもね。そんな上海の日常。
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村