中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

大晦日(旧暦)

 月曜日、上海は曇り。気温は 8度。今日から 10日まで中国では春節(旧正月)に伴う 7連休である。

 ワタクシは例によって南西方向に逃避行。毎年恒例!?『暫く探さないでください。。。』の旅(笑) 列車の中では一人で宴会開始。中国では車内で飲む人がホント少ないのでビールとおつまみ広げてる時点で日本人だと直ぐにバレてしまう(苦笑)

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 そして数時間の旅で、スッカリお尻と椅子がすっかりくっ付いてしまったのを半ば強引に引き剥がして下車。そして迎えの車に乗って約 1時間弱。大草原(というか田畑だな)に囲まれた小さな村に到着。

 早速宴会である。中国では『年夜饭』と言って、大晦日に親戚が集まって宴会を行う風習が有るのだ。久々に会う顔もあって「こんにちは」の挨拶の代わりに「新年好」と声を掛け合う。不思議なのは、まだ年が明けていないのに、皆「新年好」って言うんだよね。まぁその辺はきっと曖昧なのだろう(笑)

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 ワインが有ると聞いて喜んで頂いたのだが、期待したワタクシが間違っていた。お味はイマイチを通り越して…以下自粛…的なお味でした。開けたばかりなのに渋くて酸っぱくて薄い。でもしっかり酔っ払うから困りもの。

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 そして夜も更けて 0時を回る頃、外が爆竹や花火で騒がしくなり始める。世界に巨大なボリューム装置が有るとしたら、それを少しずつ上げていく感じで有る。約 5分前から徐々に「パンパン」という音がし始め、戦場の様な?(戦場に行ったことは無いが)マシンガンの様な音になり、そのうちそれらが一つに纏まって、ザーッという音に変わり、最終的に午前 0時になった時、部屋の中でも耳を塞いでいなければ居た堪れない程の爆音になる。そしてホンノリと火薬の香りが部屋の中まで漂ってくる程である。上海では爆竹は禁止されてしまった為、昨今ではこういう風景を見かけなくなったが、田舎では相変わらず盛大に行なっているのだ。

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 写真じゃ分かりにくいが、民家の窓の目の前でフツーに巨大な(商用に近い規模の)花火がガンガンに上がりまくるワケで、老若男女問わず全国民で盛大な火遊びに興じるワケだ。。。こういうのも中国ならではの冬の風物詩かもしれない。

 その内、文化的にどんどん発展すると、こういう(半ば野蛮な!?)のが全部禁止されちゃって、ツマラナイ年越しになってしまうんだろうなぁ…なんて思うと、『この過渡期に中国に居れて良かった〜』なんて改めて考えちゃったりして? そんな旧暦 2019年の幕開け。

 皆さま今年も宜しくお願いします!

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