中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

124年ぶりの節分

 火曜日、上海は晴れ時々曇り、気温は 10度。

 朝 6時45分、目覚ましで起床。まずは洗面台に直行して、昨夜再度行った修理部分を確認した所、完全に治っていて一滴も漏れてなかった。良かったよかった。

 そしてイツモ通りのルーチンで長距離通勤旅行。

 出社後はデスクワークと作曲業務。今日は珍しく作曲のカミサマが午前中から降りてきて、良い感じにバンバン良いメロとコードが同時に湧いてくるので片っ端からシーケンサーに録っていく。

 お昼ご飯を食べながら「あれ?さっき作った曲、大昔の某洋楽にひょっとしてチョット似てるか?」と急に気になりだして、食事から戻って直ぐに YouTubeで確認。今は大体ネットに落ちてるので直ぐに音源確認できるから便利で良いね。

 確認したところ Bメロの途中のコード展開が少し似てるだけで後はメロも進行も全然違ったので一安心。

 いやぁ…自分の記憶の中に有る『心地良い響き』というのは、自分の中から出てきた完全なるオリジナルなのか、はたまた数十年前に何処かで聴いた曲が身体に染み付いちゃった物がタマタマ顔を出しただけなのか、タマに不安になる…という作曲家アルアル。いやはや。
 一番困るのは、自分が過去に作った曲に似てる事がある時だ。酷いのは、自分でもその曲自体(メロ等)を完全に忘れていたりするからタイヘン。長年職業作家をやってると、それこそ 25年くらい前に作った短い曲なんか忘れてるっつーの。サントラ CDとかになってれば改めて確認できるが、寧ろそんなの少なくて、どちらかと言うとゲーム中のほんの 1シーンにしか使われない様なザコ曲(失礼)の方が圧倒的に多かったりするんだなぁ。

 念のため確認しようと、HDDに残ってる過去に自分が作ったバトル曲なんか引っ張り出してきて聴いてみたら全然覚えてなくて『何コレ?カッコいい!』って自分で感動する事もあったりして、人間の記憶の曖昧さを思い知る。

 でも例え短いゲーム BGMでも、メジャーから出るものはホント注意が必要だ。仮に『意図せず』似てしまっても、間違いなく訴えられるからね。確認してし過ぎることはない。

 午後も曲作りが中心。夕方チョット休憩してコーヒー片手にネット見てたら、今日が節分である事を知った。「あれ?節分って 2/3じゃなかったっけ?」と一瞬思ったが、今年(2021年)は 124年ぶりに 2/2が節分らしい。日程が動く事が有るなんて知らなかったよ。

 その後もボチボチ作業を続行するも、何だか疲れて徐々に集中力が落ちてきたので 19時過ぎに仕事をやめて家路につくことに。

 中途半端な時間だったので送迎バスは無いから路面電車の駅に向かってトボトボ歩いていたら、向こう側のビル(知らない会社)が七色に光り輝いていた。なんじゃこりゃ?
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 普段は白いフチドリだけだったのだが、どうやら時間帯によって色が変わるらしい。コレ何か意味有るのかなぁ?色がグルグル流れてるので、中で働いてる人も気が散るだろうに(苦笑)

 何か節分らしい事をしようと思い、恵方巻きでも買って帰ろうかと思ったが日系スーパーが空いてる時間には辿り着けないから、帰りに家の近所のコンビニに寄って代替品を購入。
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 恵方巻きの代わりに手巻き寿司、豆の代わりにピーナッツ!

 差不多吧(大差ないっしょ!の意味w)とか言いながら「鬼は〜外!福は〜内!」と小声で(近所迷惑にならない様に)日本語で叫んで豆まきを行った後、今年の恵方である南南東を向いて一気に手巻きを喰いましたよ!

 縁起物えんぎもの!こーいうのは気分の問題!だろ?(笑)
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