木曜日、上海は曇り、気温は何と 30度を超えたらしい。非常に蒸し暑い一日。
朝 8時に目覚ましで起床。ココ 2ヶ月のロックダウンでこの時間に起きるのがスッカリ習慣になってしまった。
今までは、抗原検査やら PCR検査を寮のスタッフさんが全て手配してくれていたのだが、ロックダウン解除と共に今後は全て自分で手配しなければならない。解除された…とは言え、今後はどこに行くにも 48時間、または 72時間以内の PCR陰性証明が必要だからだ。
そんな訳でアプリを使って、会社の近所に『国が指定する無料の PCR検査場』が無いか探してみたのだが、どこも結構遠かったので、最も近い（歩いて行ける）検査センターで受ける事にした。此処は有料なのだが、17元（340円）なのでとても安い（普段は 40元）多分、国が少し補助しているのだと思われる。
ネットの情報によると朝 8時 45分〜と記載されていたので、9時前に到着する様に会社の敷地を出た。寮生活ゆえ今まで会社の敷地から一歩も出た事が無かったのだ。
門を出る際に守衛から何か言われるかと思ったら、あっけないほどスルッと出る事ができた。思わず天を仰ぐ。 すげー！ 約 2ヶ月半ぶりに会社の門を出た。いやぁ…なんかとても感動的だ。きっと長い事刑務所に入っていた人が外に出るとこんな気分なんだろうな。そこはかとない『自由』感。ジワジワと湧き上がる喜び。。。
とりあえず PCR検査会場まで歩く途中に外の景色を眺めたら、松江区は田舎なので殆ど何も変わらない。やはりジャングル？状態。なんかチョット安心したわ。
そして 8時 50分くらいに到着したのは良いが、まだ空いてなかった。結局始まったのは午前 9時である。なるほど、ちょっと早めに書いて並ばせよう…という魂胆だな。まいっか。
さすがに有料会場だけあって、予想していたよりずっとヒトが少なかったのでよかった。
しかしココで問題発生。この検査会場は、最近使っている『核酸吗』では無く、以前使っていた健康云Appの『核酸登记吗』を使っていたのだ。
そこで超久々に『健康云 App』を立ち上げたら何だか更新されていて勝手が変わっていた。嫌な予感がしたがとりあえず QRコードは表示できたので表示させて窓口で見せたら「誕生日情報でエラーが出るのでもう一度更新してください」と言うじゃないか、「出たよ〜！以前と同じエラーだ」中国人の身份证号码（身分証明証番号）には誕生日情報が含まれているため、Appのプログラムが自動的にココから引っ張ってきて誕生日情報を自動補填する仕組みになっているのだ。故に我々外国人はパスポート番号ゆえ、ヘンテコな数字に置き換わってしまうためエラーになるらしい。しかもコレのエリアが後から手動で変更（修正）できない…というヘッポコ仕様なのだよ。
色々と以前自分で発見した回避方法を試そうと思ったのだが、なんかAppの構造が変わっていて、自分のカードが既に登録された状態になっていて変更不可なので困った。とりあえず並んでいる一番最後の人が終わった時点でスタッフさんに現場の PCに手動で入力してもらって対応。あ〜メンドクサ。コレ毎回やるのかよぅ（凹）
ま、何はともあれネットで確認したら、検査の登録はできたっぽいので、ヨシとしよう。
一旦会社に戻って「コレ何とかならないかなぁ…」と色々と新しいバージョンのAppを研究してみた。するとようやく回避方法を発見！
なぁに、今既に登録されているカードを一旦削除して、再登録する際に、一度「本人」ではない「別の人」のタブに切り替え、最初に誕生日エリアだけ入力し、そのまま「本人タブ」に切り替えると、その誕生日情報が残ってるので、他の部分を全部埋めて『登録』とすれば、ちゃんと正しく登録できた。
まーったく手間とらせるAppだぜぃ。ま、コレで次回からはフツーにQRコードを見せるだけで受けられるだろう。
今後はウチの会社ですら 72時間の PCR陰性証明が必要になるので、皆自分で定期的に検査しなければならないのだ。
そんなワケでイツ受ければ最も効率的に少ない回数で済むか？ウチの社員がスケジュール表を作ってくれた。あはは。こりゃ便利だわ。
でもホント面倒くさいなぁ。ま、突然全部解除しちゃったんだから暫くは仕方ないね。
仕事は例によって目が回るほどクソ忙しくて死にそーだった。ほんとトイレ行ってる暇もない。
とはいえ中国は明日から『端午节』の三連休なので、今夜は久々に黄浦区の自宅に帰宅する日である。約 2ヶ月半ぶりの帰省だ。嬉しいなぁ。
ちょっとワケあって、会社のスタジオで使ってる自前の機材を自宅まで運ばなきゃならず、上司がクルマで送ってくれるというのでお言葉に甘える事にして。6Uラックと 2Uのラックを運ぶ事にした。
自宅に到着したら荷物が多いので息子に迎えに来てもらった。なんか暫く見ないウチにまた身長が伸びたっぽい。子供の成長はホント早いね。
家の小区に入る際に一悶着あって（ま、そりゃそうだ。ワタクシ2ヶ月半も留守にしていて、その間に守衛も変わっていたのでワタクシの顔を知らないのだから）なんとか色々説明して场所吗なんか提示したりして？ようやく入れてもらえた。
いやぁ…今日もマジ疲れたわ。ロックダウン解除の余韻はまだ暫く続きそうだ。
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