中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

Yesterday Live vol.19

 本日は毎月恒例YESTERDAY PUBのライブだった。本日の出演は『Yuko & Daisuke』のお二人。ウッドベースとヴォーカルの二人のみでJazzを演る…とう珍しいユニットであるが、流石に回を重ねて段々脂が乗って来た。お客様も良い感じにジワジワと盛り上がる。

 今回は思いっきり昼寝をしてしまった関係で、中途半端な時間に目覚めたので、早めにお店に行って念入りに仕込みを行った。ライブ前に改めて、チャンネル毎にグラフィックEQで細かく音場の調整をしてみたのだ。
 私が愛用している JBLの JRX112Mというモニタは基本的にステージモニタとして設計されているため、とにかく声の『抜け』が良いので気に入っているのだが、スタンドを使って床から上げてしまうと、低音がスカスカになる…という欠点がある。欠点というかどんなスピーカーでもそうなんだけどね。ただ、ココで無理やりEQで下を出そうとすると余計に下が出なくなるので注意が必要なのだ。ウーファーが 12インチ(30cm)なので、そもそも重低音を出すには向いていない。
 故にEQで下を出そうとするとコーン紙が余計に振動して音が濁るのだ。(歪む…というのともチョット違う) 何せこんなに安いスピーカーなのに、ピークで 1000Wもの恐るべき耐久入力を持っているので、ちょっとやそっとじゃヘコタレないのだが、下を出すと全体的な音が濁って(飽和感が出て来て)上がスッと出なくなるんだな。なのでベースアンプが空いている時は低域のみを Auxで振ってコレをスーパーウーファーとして使ったりしている。

 さて、そりゃそうと、本日の設定で気付いた事。自分の声で実際に色々試してみた所、JRX112Mは、250Hz近辺がカナリ出っ張って感じる。この辺が出ているとステージモニタとして使う場合は『音程感』を感じるには良い音域なのだが、メインPAとして使う場合は少々モッサリ感が出るので、少し下げた方が良いカモしれない…と思って本日は下げてみたら結構良かった。日々コレ研究ですな(笑)