中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

多崎つくる君

 火曜日、今日も暑かった。最近上海は日々30度超えである。夏は40度を超えるのでマダマダ?なのかもしれないが、十分暑い。
 お昼はフツーに仕事。モノ作りは中々大変で3歩進んで2歩下がる感じで遅々として進まない。進む時の伸びも凄いんだけどね。まぁそんな訳でネタも無いので、丁度本日読み終わった本の紹介。

 ご存知の方も多いと思うが、ワタクシは昔からのハルキストで、高校時代からずっと読み続けている。(多分、日本語で売られてるものはほぼ全部読んでるんじゃないかな?)中国に来てからは流石にリアルタイムで購入する事ができないので、出て直に読む機会は減ったが、なんと言うか発売直後に購入できないと、寧ろ時間を開けて世の中の噂話や評価が落ち着いてから、関係ない場所で読みたい?というアマノジャクな性分があったりして。今回は丁度良いタイミングでマッチーさんが日本に帰国された時に買って来てもらったのだ。そして日々忙しいので、ちょっとずつ読んでいたのだが、丁度今日読み終わった。
 まだ読んでない人も居るかもしれないので詳しい感想等は控えるが、個人的には『相変わらずの世界観』でとっても楽しく読ませて頂いた。なんだろう?読んだ後の『ホワッと心に広がる静けさ』が好きなんだな。この小説に限らず、村上氏の書く小説に出てくる主人公の思考パターンは、とても他人とは思えないほど共感できるのだ。救いが無くても暖かい。