火曜日、天気は曇り。結構寒くなって来た。
今日は丸一日、地味にコツコツとデータのブラッシュアップする作業を行った。こういう作業は地味だし、あまり楽しく無い作業なので本当は（できれば）やりたく無い作業なのだが、最終的に製品となった際に最も差が出る部分なので手は抜けない。最初のタッチや印象は大差なくても、長く遊んでいると『懐の深さ』とでも言おうか、こういう部分に手をかけたものと手を抜いた物は明らかに差が出て来るし「長く遊びたい」と思わせる部分だったりする事を経験から知っているからだ。
仕事を終えてからは例によって40分ウォーキングをして帰宅。帰宅後に食事（炭水化物は太るので御飯無しでオカズのみ）すると、ほぼ直ぐに息子の就寝時間なので一緒に添い寝する。
彼が寝付くまで横で寝たフリしてるのだが、当たり前だが暗い部屋でジッとしてれば、いつしか一緒に寝落ちてしまうワケだ。考えてみたら、いくらウォーキングしたって喰って直ぐに寝るんじゃ太るに決まってる。この辺を改善しきゃ意味が無い。。。
さて、今日は写真ネタが無いので久々に音楽ネタをば。
我々の様にPC上で音楽を作ったり編集したりする人間にとってツールは非常に重要なのだが、ご周知の通りPC業界の進化は日進月歩で特にハードウェアの進化の速度は尋常ではなかったりする訳だ。しかもハードの進化に伴ってOSから丸ごと進化しちゃったりするので余計に話がヤヤコシくなる。
OSのバージョンが上がったり、ハードの進化に対応したソフトウェアのアップデートが入った時は、ホイホイ言われるままにアップデートしちゃうと、ほぼ動かなくなるので注意が必要なのだが、かと言って、ことセキュリティ方面のアップデートに関してはパッチを当てずに放っておく訳にも行かないから判断が難しい。
今年(2013年)の最も大きな変化（…というか個人的には、まだ『段階的』な踊り場？だと思っているのだが）としては、各DAWソフトの64bit化だと思う。勿論去年くらいから始まっているのだが、まだ過渡期的なので様子見だと思っていたが、いよいよ本格的に移行しなきゃイケナイかな？という雰囲気が昨今ヒシヒシとする。
ワタクシは基本的に ProToolsをメインに LogicProをサブとして使っている。ProToolsは現在バージョン 10を使っているのだが、それには理由があって、11以降は、今まで15年くらいかけて少しずつ購入してきた RTASプラグインの類いが使えなくなる…という大きな問題があるのだ。
バージョン11からは完全 64bitになり、今まで渇望していたオフラインバウンスが出来るので作業効率的には直ぐにでもアップしたいのだが、今持っている RTASプラグインを全て AAX化するのは非常に難しい。各プラグインメーカーも『優待アップグレード』みたいな事を展開してくれているが、無償では無いのでコスト的にも相当痛い。
また、今まで作った楽曲の『再現性』という問題も出て来る。過去の膨大なセッションデータの資産は『トータルリコール出来る』という大前提の元で保存されているのだ。つまり、いつか未来に必要となる楽曲データが眠っているカモしれず、それらが必要な時に元に戻らない…というのは大きな問題である。（後生大事に保存している意味が無い）
これはDAWベースのプロダクションスタジオを経営されている方や作家関係者全てに言える悩みだと思う。大手の業務用スタジオが未だに SONY PCM-3348を処分出来ず、且つ高額の費用をかけて定期メンテし続けているのと同じ事を、我々庶民!?ミュージシャンが行わなければならないなんて泣けて来る。まぁ3000万円もする大型機器とは違ってPCベースのDAWなんてタカが知れているが、新しい環境を構築しつつも、普段は使わない古い環境を１セット取っておくなんて正直無理だ。
…とは言え、時代は変わる。古いシステムに固執し続けても良い事なんか何も無い。きっといつか思い切ってリプレイスしなきゃイケナイのだろう。考えてみたら、今までのカセットテープだって MDだって DATだってそうだ。一応デッキ類は全て保存しているが、ココ10年を振り返っても必要になった事は数回しか無い。（しかも無くても別に困らないものばかりだった）
そう考えるとサクっと移行しちゃう方が良いのだろうけど…。金もかかる上に、コレ実に面倒なのだ。本当に。。。。
やった事ある諸兄は御存知だろうが、まぁマトモに動く様になるまで調整にカナリの時間がかかる。使ってるプラグインの量が増えれば増える程、この時間は指数関数的に増えて行く。つまり、これは『昔からやってる』人ほど苦労が大きい事を意味する。何て残酷な。。。
因みにLogicも同様の理由から(32bitプラグインが使えなくなるので)バージョン 9のまま 10にアップ出来ずに居る事は言うまでもない。
