中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

芸海劇院で某イベント視察

 日曜日、曇り。今日は朝一で江宁路にある艺海剧院に行って、某イベントを視察してきた。本当は忙しいので時間を作るのが難しかったのだが、やはり同業他社のイベントは勉強になるし、傾向と対策を考える為にも見るべきなので、妻に無理行って息子を押し付け、一人で行ってきたワケだ。

 ここの劇場は初めて行ったが結構良い感じのホールだった。多分 1,000人規模くらいじゃないかな? ステージ前に本格的なオーケストラピットがあったので、一番前の席でもステージから若干遠くなってしまうが、考え様によっては、ココのスペースを使って何か他では出来ない面白い事が出来そうな気がした。

 お客様はやはり女性が多い。ウチのイベントと同じ客層なので、運営の仕切りからコンテンツ、そして音響照明まで、腕組みしながら細かくチェックを行った。今回たまたまウチで使ってる司会&通訳さんと同じ人が司会をしていたので、条件が近い分、弊社仕切りのイベントとの差を見つけるのが楽しかった。(同じ車でレースする様なモノなので、イベント自体のポテンシャルが問われるからだ)
 イベントは約2時間で終了。勝ってる部分も負けてる部分も色々と感じた事は多かったが、敢えてココで語る事でもなかろう。気付きも多かったのでやはり来て良かった。
 その後は丁度お昼時でお腹も空いたので、帰りに南京西路まで歩いていたら色々と懐かしくなった(昔この辺に勤務していた事があるのだ)せっかくなので、金鹰ビルの日本料理『江戸屋』に行こうと歩いて行ったら、何と改装工事でビル全体が封鎖されていて驚いた。仕方ないから伊勢丹の地下のフードコートみたいな場所で何か済ませようと思い、軽く覗いてみたらとんかつの『和光』を見つけたので入る事に。和光は上海にも進出していんたんだね。知らなかった。
 料理を注文してから待っている間、どうにも喉が渇いたのでフードコート内を歩き回って飲み物を探していたら、なんとも懐かしい瓶を見つけたので購入。

 ちゃんとビー玉が詰まっていた(嬉)

 そして久しぶりにヒレカツ丼定食をいただく。さすが和光さん!非常にマトモなカツで、とても美味しかった。

 帰宅してからは、妻とバトンタッチして今度はワタクシが息子の面倒を見る事に。
 折角なので、モリシゲさんのレコーディングを見せにファンファーレに息子と二人で出かける事にした。今日は先日ワタクシのドラムを録った楽曲のベースとキーボードの収録だったので、森さんに「時間あったら顔出してください」と誘われていたのだ。
 行ってみたらウチの息子は興味津々らしくソファーにチョコンと座っておとなしく観ていたのだが、15分くらいしてからエンジニアの Maxに呼ばれ「Yoichi! 気になって来てくれたのは分かるしとても嬉しいよ。でも申し訳ないけど、コントロールルーム内に人が多すぎて集中できないから、なるべく外に出ててくれないか?」と言われたので、確かにその通りだと思って外に出た。まぁ子供連れていくトコじゃないわな(汗)でも、こういう事をちゃんとストレートに言ってくれるのは有難い。日本人は気を遣って中々言い出さないのだが、カナダ人の彼は結構普通にストレートに言ってくれるので却って助かる。知らずに迷惑かけ続けるよりずっと良いからね。いやはや文化の違いですな。
 しかし、コントロールルームを出てみたら急に手持ち無沙汰になってしまった。もちろんブースには入れないし、ウチの息子にとっては CR以外に見せるものは何もないので、結局そのまま帰る事にした。

 外に出てみたら結構良い天気だったので、二人で定西路を散策しながら北上する。そして折角だから开心果の本店に顔を出す事にした。完全アポなしの思いつきなので、店長のタカさんが居なかったら早めに帰ろうかと思ったのだが、ちゃんと居たので暫しウチの息子と三人で手品ごっこをして遊んだ。
 ココのモンブランは相変わらず美味しい!

 午後6時過ぎ。思ったより長居してしまったので、タカさんにお礼を行ってタクシーに乗って帰宅。

 今日は阿姨(お手伝いさん)が休みで居ないので、夕食も外食。家族3人で B3に出かけた。ハンバーグというのは世界中の子供が好きな食べものらしい。(今日は食べ物の写真ばかりだな(汗))

 いやぁ…何だかテンコ盛りの一日だった。
 本来、自分が予定していた事は何一つできなかったが、でも良くよく考えてみると自分の事だけやった様な一日でもあったな。考え方一つで気持ちは変わる。ポジティブに行こう!
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