中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

古いシンバル

 月曜日、上海は曇り。気温は13度。ここの所ずっと天気が悪い。
 仕事を終えてからはイツモの店に寄って、ココに置いてあるシンバル類の確認をした。先般譲って頂いたドラムセットに古い PAISTEの 502シリーズのクラッシュが 1枚だけ有ったのだが、実は全く同じ種類&同じサイズの物を温故知新のレッスンでも普段から使っていたので(1つのセット内に全く同じシンバルが 2枚あっても意味が無いので)コレは YESTERDAYに置いてある方のセットで使おうと思って持ち帰ってきたのだ。

 16inchのクラッシュはポピュラードラムのクラッシュシンバルとしては最も多用されるため、各メーカーから非常に多くがリリースされているが、逆に言うと流行り廃れが最も早いので、それぞれ『時代に合った』シンバルが常にリプレイスされている傾向があると思う。
 PAISTEというメーカーはドイツの老舗シンバルメーカーで、赤文字の 2002シリーズとか、ダークな色合いの RUDEシリーズが最も売れたんじゃ無いかなぁ? この 502シリーズは結構古く、比較的安いシンバルで中ランクくらいだった記憶がある(確かこの下に 302とか言うのが有った筈)、昔よくリハーサルスタジオで見かけた。
 ワタクシが普段上海で愛用している SABIAN AA medium thin crash 16'に比べると、サイズは同じでも、この 502の方が『厚さ』が有る分、高域の成分が若干多くピッチも高い。サスティンはやや短めだが音量は結構あるのでフィルで上手く使い分けると良いかもしれない。同じ大きさだと見た目はイマイチだがこれだけ音のキャラクターが違うので有りだろう。完全に『くすんで』しまってるので、今度ポリッシュで磨かなきゃね。あ!そう言えばシンバルポリッシュって上海でも買えるのかなぁ?こんどイシバシ楽器さんに聞いてみよう。
 こっちの SABIANの方が薄いためピッチはやや低くサスティンも長い。

 さっきまでシンバルを肴に一人で酒を飲んでいたせいか、帰宅後は部屋に杜撰に転がしてあるペダルに目が行った。今ココに置いてあるのが TAMAツインペダルYAMAHAの FP-910、そして先日のセットに付属していた YAMAHAの FP-700(メンテ後)。実はこの他に静安寺の音楽教室に MAPEX製のが一つと、あと YESTERDAYにも TAMA製のが一つそれぞれ置いてあるのだ。上海だけで全部で 5セットもペダルを持ってるなんて我ながら呆れる。足は 2本しか無いのにね…。(しかも日本にもまだ有るんだなぁ)

 その昔、親父がまだ生きている頃、彼がゴルフクラブを何セットも買っているのを見て呆れていたが、似たような事をしている自分に気付いて苦笑いしている。
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