中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

旧正月

 本日は旧暦の1月1日、日本でいう所の元旦に相当する日である。
 朝一から酷い二日酔いで起きる。いや、起きないでまた寝た…。昨夜飲まされた自家製米酒がどうも身体に合わないらしく酷い二日酔いだった。お昼くらいまで全く使い物にならなかった。最近酒が弱くなって来たかもしれないなぁ…ちゃんと考えて飲まないと。。。
 夕方から近所に観光。なんだか最近できたらしいサーカス的な場所に連れて行かれたのだが、これがまた笑っちゃうほど意味不明な見世物だった。ある意味新しい(笑)
 まず園内に入ると、結構広めの敷地内一面にゲスいLED照明のオンパレード。なんじゃこりゃ?




 どうも田舎の町興し的なイベントとして結構なお金を注ぎ込んで作られたものらしいが、センスの欠片もなくて只々苦笑するのみ。
 そして植物園的なガラス張りの建物の中に入ると、サーカスっぽい檻があって、そこでイベントをやっていた。まずは雑技的なイケメンお兄さん達がポールで色々な技を披露。


 まぁソコソコ凄い技をやってるんだけど、何が苦痛…って室内音響の酷い事ったらもう。恐ろしく巨大な音量なのだがとにかく音が悪くて『痛い』音なのだ。しかもちゃんとサブも置いてあるのに、今流れてる曲とは全く別の曲がずーっとかかっているのだ。ただただ関係ない重低音が常にブンブン出ているだけ…という非常にシュールな音響の中でお兄さん達の演目が終わったら、次は猛獣系である。巨大なトラがジャンプしたり、大型のクマが鉄棒登ったり?と所謂サーカスネタが続く。

 その後も色々続くのだが、どれもイマイチで、子供達も退屈してきたみたいなので、結局途中で出て来てしまった。いやぁ…なんだかとっても残念な感じのイベントだったなぁ。コレで入場料50元も取るんだから酷い。悪い意味で色々と勉強になったイベントだった。同じお金かけてもやり方(演出)次第でもっとずっと魅力的になるのにね。
 さて、その後は気を取り直して、上海で言うところの豫园みたいな古いお寺で提灯祭りをやっているらしいので、それを見に行くことにした。


 コレはコレで全然悪くなくって、むしろ素直に感動すらしたのだが、流石にお正月だけあってとにかくヒトでごった返して閉口した。子供達とはぐれない様に気をつけて歩く。




 さすがに一々こんなにライトアップしなくて良いんじゃないの?とは思ったが、さっきの変なサーカスよりずっと良い。


 中国は沿岸部からどんどん豊かになって来たが、内陸の方も頑張って盛り上げようとしている感を今回ヒシヒシと感じた。いやぁ…もう少しするとこの国はどうなっちゃうんだろう? 頭打ちになるのかそれとも面白い方に化けるのか。一歩離れて俯瞰すると楽しいかもね。(バリバリ当事者なのでワタクシは俯瞰できないけど(笑))
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