中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

China Joy 4日目

 日曜日、上海は快晴、気温は40度。本日は ChinaJoy 4daysの最終日、千秋楽である。

 今まで 3日間は比較的順調だったのだがココで大きなトラブル発生。なんと朝一に映像チームが来ない…。どうやら近道をしようとして渋滞にハマってしまったらしい。つまりコレが何を意味するか?と言うと、時間になってもメインの大型 LEDディスプレイが 3枚とも点かないワケだ。そりゃクライアントもカンカンだしコッチは電話しまくって彼方此方頭を下げまくりつつも、何とか自力で上げようとするのだが、まぁ強電の分野だし機器によっては火を入れる順番によってマトモに動作しなかったり(認識しなかったり)するから下手に手出しができないのだ。

 とりあえず電話で聞きまくって、ブレイカーを上げまくって、何とか照明やら音響やらは入るようになったのだが、映像マスター素材が入っている PCの2台も映像屋が持って帰っているので、結局かけるソースが無い。冷や汗たらしながら何とか自分のMacに入っているデモPVを繋いでいる最中に、映像チームが走って到着。とりあえず何とか 10分遅れで映像を流す事ができたが、朝っぱらからマジで胃が痛くなった。今後はリスク分散が必要だと本気で肝に命じた事件であった。
 そして演目は恙無く進行。最後の最後にまた我々の作った完全オリジナル企画の中国太鼓のイベントで盛り上がる。

 最終日の最終コーナーなので、各ブースとも音量規制を上回る爆音でアピールしまくるから、隣や正面のブースの演目と音がぶつかって全然聞こえない。これだけ太鼓が並んで爆音で鳴らしても、周りの EDMの 4つ打ちキックの方が勝ってるってどう言う事?絶対に 100dB超えてると思う(ルールでは 90dBまで)太鼓の生音に関して事務局から注意されるかもしれない…とビビっていたのに寧ろ音量では完全に負けていた。有りえない。
 …とは言え、演目に関してはお客様も結構楽しんでくれた様だったので『成功』って言っていいんじゃ無いかな? 最後に ShowGirlのランウェイを仕切って 4日間の全ての演目が終了。4日間戦った仲間たちと最後に記念撮影。

 朝一では寿命が縮まる思いをしたが、何とか無事に事故なく全ての演目を終える事ができて良かった。これもチームワークの賜物ですな。準備期間が異常に短かった事もあり、非常に厳しくて苦しい数週間だったが、色々と良い意味で勉強になった。今夜はゆっくり眠れそうだ。
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