中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

不思議な飲み物

 火曜日、上海は雨のち曇り。気温は 31度。
 今日は会社でサーバーとして使っている Windows PCの再インストールを行った。OSを 1から(システム HDDのフォーマットから)入れ直すので、折角だし今回は Windows10にしてみた。まぁクリーンインストールの方法も色々変わってて戸惑ったが、どんどん『お手軽』な方向に時代は進んでいるらしく、ハードウェア特有のドライバ類をネットで捜索する必要も無く、ほぼ『放置』で完了してしまった。便利になったモンだ。
 ワタクシは、振り返ればココ 25年くらい基本的には Macをメインに使っているのだが、とは言え開発プログラムツール等は Windowsしか対応していないモノも多いので結局ずっと両方使っている。しかし考えてみたら、大学入学した時に初めて PC9801vm21を購入し(その頃は 5inchフロッピー起動の MS-DOSだった、いやN88BASICか(笑))その後 Windows3.1で感動し、Windows95が出る頃までは Windowsしか使って無かったのだ(当時の Macはクルマが買える程高かったしね) そして DOS/V機で Windows98を動かす様になってから、ネットの普及も相まってようやくソフトウェアが色々と『使える』様になってきた記憶がある。DOS/Vなんて今じゃ死語だけど(笑)
 そうそう! MIDIシーケンサーも PC98の『カモンミュージック』から始まって、ワタクシ的に本格的に打ち込みで作曲し始めたのは『Tool de Music』というクワテック社という小さい会社が出したシーケンサーを使い始めてからかな。コレが PC98なのに Macライクでとても使いやすかった。その後 Windows95,98時代になって HDDオーディオが扱える様になってきてからは今でもメインに使っている Logicである。当時はドイツの『EMAGIC』という会社が開発していて『Notator Logic』とか『Logic Audio』という名前で Windows版も有ったのだ。しかもソフトだけで 12万円くらいした記憶が有る。懐かしいなぁ…。
 でもあれから 30年以上経っても、未だに PCを使った音楽関連の制作をしている(しかもそれで喰ってる)んだから笑ってしまう。何だか我ながらブレないなぁ。当時はこんな風な未来(iPhoneiPadみたいな携帯端末が PC9801の 1000倍以上の能力を持つ程になって、これ無しじゃ生活もままならない様な電脳社会)が来るなんて誰にも全く予想すら出来なかったけどね。今思えば、大学入学時に親に無理言って、当時 60万円くらいする PC9801を購入して貰った事が人生の転機だった気がする。本当に感謝している。アレを自宅で猿の様に使い倒していなかったら、間違い無く今の自分は居なかったんだから。。。
 そう考えると、自分の息子に与えるモノに責任を感じてしまう今日この頃。今後彼のために何ができるのか少しは考えなきゃね。iPadでゲームばっかりやらせてる場合じゃ無いな。
 さて、本日は特にネタも無いので、夕食時に同僚から貰った不思議なドリンクの写真をば。

 真っ黒で、RPGに出てくるポーション…というか、毒が入って居る様な形の瓶だったので少々躊躇われたが、思い切って飲んでみたらビックリするほど美味しかった。なんじゃこりゃ?葡萄とも違う、梅?なのかな?いやぁ…中国は奥深い。
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