土曜日、上海は晴れ、気温は 28度とまた暑くなった。
朝から例によって YAMAHA講師なので mobikeに乗って静安寺のヤマハに向かう。外はとても良い天気。
そして PMCドラム科のグループレッスンを 1時間。
終了後は mobikeと地下鉄を乗り継いで伊犁南路 x 古羊路の LL Barに向かった。軽く昼食をとった後は早速最終調整である。昨夜のリハで立ち位置が確定したので、その場所でハウリングを取る作業を念入りに行った後は、メインボーカル＆ギターの M山さんから言われていた問題点の解決に向けて、ざっくりと作業を行った。
どうやら左手でギターの弦に触った状態で、口がマイクに当たると『ビリっ』と感電して痛いらしいのだ。実はこれは昔から良くある現象で、ギターアンプのグラウンドがしっかり接地されていなかったり、機器ごとのアースに電位差があると、唇を通して微弱な電流が流れてしまう事が有る。こういう時はワタクシの経験上、マイクのグリルとギターアンプのマイナスを電線で繋ぐと直る事を知っていたので、今日は細い電線を持ってきて繋いでみた。
下の写真はフォーカスが合って無くてピンボケだが、まぁこんな感じ？ マイクの XLRプラグに銅線を挟み込むだけでグリルまで通電した。
ココと、ギターアンプのグラウンドをテスターで計ってみたら 16V ほどの電位差があった。なるほど、こりゃピリっと来るわな。なので片側はギターアンプのグラウンドへ接地する。シールド線のプラグが金属ならココに巻き付けるだけで良い。
これらの処置後、M山さんを呼んで確認してもらったら「オ〜！凄い！全然ピリっと来ない！！」と感動して下さった。良かった良かった。サスガワタクシw
その後は怒濤のリハーサル〜本番である。お客様は大入り満員！！ 往年のディスコナンバーでお客様はみんな踊りまくっていた。
今日はオールスタンディングだったので、ヒトが多すぎて PAエリアからステージが全く見えなくてマジで焦った。背伸びして手を伸ばして撮った写真ですらコレである。PAブースでフツーに立ってるだけじゃステージは何も見えない。そんなワケでヘッドフォンとソロボタンとを駆使して殆どブラインドミキシングである。なんじゃこの修行（笑） 実は今回、XR18をステージサイドに設置した関係で、ヘッドフォンジャックの音を手元でモニタ出来ないから、DIを噛まして FOHまでラインを引っ張ってきて YAMAHAのアナログ卓に立ち上げて置いたのだ。そして CUEスイッチは入れずに PFLを常にこのチャンネルだけ ONにしておいて、ステージサイドのヘッドフォン出力のみをモニタする…という荒技を思いついて仕込んでおいたのだが、ホントやっといて良かったわ。コレが無かったら今日の PAは完全に終わっていたと思う（怖）
3rd setが終わってようやく一息。いやぁ…疲れた〜〜〜。でも機材がトラブらなくてホント良かった。LLでの初の完全イヤモニ案件だったが、演者さんの評判も概ね好評だったかな。まぁ『慣れ』の問題が大きいので、すぐに『どっちが良い』とは言えないとは思うが、少なくとも皆『自分の音はとても良く聞こえた』と仰って下さったのでワタクシ的なミッションはコンプリートw。ヘッドフォンだと常に冷静になってしまうから演奏しながら自分のダメだしを自分でしてしまったりして!? 真面目なヒトほど小ぢんまりした演奏になってしまいがちだが、コレを乗り越えるとまた違った世界が見えてくるので、引き続きイヤモニ草の根運動は続けようと思う（笑）
下の写真は今日頑張ってくれたベルトパックくんたち。ワタクシの 5台と同僚から借りた 2台の計 7台が無線。残りの 7回線が有線だったが。全ての回線で一瞬たりとも電波落ちは無くノントラブルだった。実に素晴らしい。
出演者の皆様の記念撮影（写真は chieちゃんに頂いた）
『LL-Band』の皆様。
『プラタナス special edition』の皆様。
そして終了後は場所を変えて打ち上げである。皆で古羊路にある『酉一』さんへ移動。
お腹が空いて死にそうだったので、一次会は食事しながらマッタリ飲んだ後、12時前に一旦締めてお開きになったのだが、まだ飲み足りないワタクシは残った仲間たちと一緒に同じ場所で二次会に突入である。
正しいハイボールの作り方（笑）
この辺からワタクシも段々酔っ払い始めてエンジンがかかって愉しくなってきて、結局朝 4時半くらいまで呑んでしまった。 明け方のダメなオッサンたちと美女一名（最近の自撮り系アプリは鏡みたいに左右反転するから元に戻してみたw）
店を出たら外が明るかった。な〜にやってんだか。。。大学生かよ。。。
いやぁ…今回のライブは PA的にはかなりチャレンジングな企画で、正直コレをたった一人で全部やるのは死ぬほどタイヘンだったけど、その分『達成感』がハンパ無くて良い。ホント楽しかった。こんな機会をくれた LL Barの店長 taroさんを始め、色々無理難題に協力してくれた関係者皆さんに感謝感謝である。個人的な反省点は結構有るが、色んな意味で経験値が上がったので今後の糧にして次に繋げようと思う。
やっぱ幾つになっても新しい事に『トライ』するってダイジだね（笑）
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