中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

QQ音楽

 木曜日、上海は晴れ、気温は 19度。
 午前中からフツーに出社してデスクワーク。仕事上のトピックは特になし。

 そりゃそうと、昨夜、今週末の高島屋ミニライブのカラオケ音源が某所から届いたのだが、BGM楽曲が全て『ストリーミング』のデータリンクで来て凹んだ。
 中国には『QQ音乐』という、ストリーミング音楽配信の草分け的なサイトが有ってコレを使っているヒトが非常に多いのだが、最近コピーガードの関係か、通常のブラウザでは再生できず、専用のアプリをダウンロードしないと正しく再生できなかったりするのだ。
 演奏者にとって自分が演奏する音源は命綱だと思うのだが、万人が正しく再生できないフォーマットで PAさんに渡す!? という神経がイマイチ判らない。でも中国では良く有る話で、本番当日に自分の携帯を持ってきて「これで直接かけてください」みたいなのが多くて凹む。一応ワタクシのポリシーとして、頂いた音源は必ず全部聞くし、予め大凡の音量調整や音質調整をしておくので、ストリーミング音源の場合は毎回一旦『録音』してデータにして準備しているのだ。

 コピープロテクトがあって直接ダウンロードできない音源は、一旦音声として再生しながらその音を録音する事にしている。勿論一旦外のミキサーに出しても良いのだが、ワタクシはバーチャルサウンドポートを使って、劣化ゼロで録音している。
 使用アプリは Macのバーチャルサウンドポートである『Sound Flower』を使用。一旦Macの音声アウトをそこに振る。するとブラウザの音声もココに振られる。
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 しかしアウトプットをココに振ってしまうと、スピーカーや他の音源モジュールからは何も音が聞こえなくなるので『Line In』とうアプリでパッチして同事モニタする。
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 そして Logic側で入力を SoundFlowerにして録っている。
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 こうする事によって外部のケーブルによる劣化をゼロにできるので、ブラウザで再生される音源を『そのまま』録音する事ができるのだ。

 そんなワケで、QQ音乐で送られてくる音源は毎回こんな風に録っているのだが、ブラウザで再生できない音源は携帯アプリで再生してそれを物理的にケーブルを繋いで録るしかない。仕方無く iPhoneで、アプリ『QQ音乐』をダウンロードしようとしたら、ワタクシは日本の iTunesアカウントなのでダウンロード出来ないじゃ無いか!!!
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 あ〜あ。仕方無いので、中国の iTunesアカウントに切り替えてから DL。もう一つ『喜马拉雅』というやはり同様のストリーミングサイトの音源もあったので、ついでにコッチもダウンロード。
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 そしてプリミティブに iPhoneからケーブルを Audio I/Fに繋いで録音。まーったく手間がかかるわホント。
 ま、何とか全部揃ったのでOKとしよう。

 さて、関係無いが、帰りの電車でフツーに音楽を聴こうと思ってびっくり。音楽ライブラリの内容が全部消えてるじゃ無いか!!!! そうなのだ。ワタクシ半年くらい前から『Apple Music』を使っているので、iTunesアカウントを切り替えてしまうと、中身が全部消えてしまう…という事にイマサラ気付いた。
 元の日本のアカウントに戻したら、フツーに楽曲は見えるのだが、ダウンロードした分が消えてるので全てストリーミングでしか聴く事ができない。サスガに 4G回線で全部DLする気になれなかったので、帰宅するまで無音で過ごし、帰宅してから改めて DLしなおした。

 ストリーミングは便利な様でとっても不便だなぁ、やっぱり音楽データはフツーにデータで持っていた方が良いね。
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